前回の更新でご紹介に与りました、オーボエとバイオリンの二刀流をやっている者です。弦楽器と管楽器を両方やっている人は珍しいと(勝手に)思っているのですが、なぜこうなったかというと母の影響で幼少期からバイオリンを習っていて、その上小学校高学年の頃にのだめカンタービレの黒木くんに憧れてオーボエに手を出し、その後高校生の時にいい経験になると先生に言われてバイオリンをビオラに持ち替えたりと、そういう感じです。経験年数で言えば長いですが、やはり両立というのは難しく、特に大学生となった今では専らこの海オケでのオーボエしかやれていません。バイオリンは高校生までは月1回のレッスンをつけてもらっていたのですけどね…

今回の更新では海オケの春のサブイベント、海王祭について書いていきたいと思います。
海王祭はいつも活動している品川キャンパスではない方の越中島キャンパスの学祭です。私たちは品川キャンパスの部活となっていますが、海王祭にも毎年ちょっとしたアンサンブルの催しを出店しています。部員同士で集まり、二人のデュエットや多い時は五重奏として各々数分程度の曲を演奏します。
春の定期演奏会が終わって1ヶ月程度しか時間がありませんが、今年はさらに品川キャンパスの学部の定期テストが重なってしまいました。(片方では学祭、もう一方では定期テストという年間スケジュールというのはキャンパス間で差がありすぎないか?と思わなくもないですが…)
そんなわけで現役メンバーの主力である3年生の部員は私一人で、2年生や今年新たに入部した1年生の部員がメインとなった出演メンバーとなりました。また、引退された弦楽器の先輩方にも出演していただけて最終的には5グループ9曲となかなかの規模になりました。そのうちの1曲は今回のアンサンブルに合わせて自ら編曲したものです。私の好きなゲームの音楽を弦楽四重奏用になおしたのですが、プレイ中にはただ「綺麗だ」としか思っていなかったのを曲の構成などの観点から見ることができて中々に楽しかったです。

当日は午前中に集合し、会場となる教室の机や椅子を並べてセットアップしたり直前の練習をしたりして過ごしました。幸運にも先輩が所属している研究室の一角を練習場所として貸してもらえることとなり、人数を分散して練習できました。お昼ご飯は他の部活の飲食模擬店で買った焼きそばやたこ焼き、チョコバナナを食べ、1本50円と破格の安さのラムネを飲みました。ラムネは大学のOBOG会が「利益を出してはいけないから」と安く販売していたのですが、その価格だと収益トントンどころか赤字なのでは…?
会場として階段教室ではないものでは(多分)一番大きい部類の教室を借りられたので机を全て後方に寄せてステージとして広めのスペースを確保し、また客席を30席ほど用意しました。

遂に迎えた開演時間。トップバッターは2年のクラリネットの二人組です。開場直後は席の半分ほどの観客数でしたが、音が聞こえて興味を持っていただけたのか演奏しているうちにどんどん人が増えてきました。用意していた30席はあっという間に埋まってしまい、追加で席を置いたのですが、元々教室の椅子が他の企画へ回されていたこともあり立ち見の人ができてしまうほどでした。結果としては大勢のお客さんに集まっていただけて大成功だったと言えるのではないでしょうか。テスト直前にもかかわらず出演してくれた品川キャンパスの部員、アンサンブルのお誘いに快く応じてくださった先輩方には感謝しかありません。

 

次回の演奏会

第94回定期演奏会
日付:2024年12月22日
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
指揮:中島章博
曲目:チャイコフスキー/交響曲5番他