初めまして。背が低いコンミスです🎻
ついに5月19日の第93回定期演奏会が終わりました。一つ上の先輩が(仮)引退して初めての演奏会でした。

私はオケを始めて約1年でコンミス(コンマス)という役を務めることになったのですが、皆さんコンミスとは何か知っていますか?
指揮者とオケの中間管理職みたいな感じです。本当は指揮者の意図とオケの意図を汲み取って進むべき方向を示す人で、みんなを弾きやすくさせる(吹きやすくさせる)ことが仕事です。しかし私は結局そんな人にはなれなかったどころか皆さんに迷惑をたくさんかけてきました。申し訳ないです。

個人的な技術はもちろん、オケとしてみんなとアンサンブルすることは難しいと思うところばかりでした。特に、今回のメイン曲であるシベリウス作曲の交響曲第2番はほかの楽器とのかみ合いがとてもシビアで、神経をすり減らされました。私は一人で練習することや一人で責任を感じることが多かったですが、もっと他の人に関心を向けるべきだったと思っています。まず個人が弾けてないと合奏が成り立たないのは当たり前なのですが、やはり大事なのはアンサンブルなんですねきっと。周りに目を向けて一緒に音楽を作っていくことは慣れないことばかりで、多分これからも私の永遠の課題です。こうしていろいろ思い悩むことはありましたが、先輩や同期、エキストラの方たちには本当に助けられ、特にバイオリンの同期のじゅんちゃんには演奏会前はたくさん励まされました。高めあえる同期って大事ですね。
これからもよろしくねじゅんちゃん!
 
こうして迎えた本番ですが、合わない部分があったり、変なところでザッツを出したり、楽器トラブルがあったり、うまくいかなかった点がたくさんありました。これは、練習の時からうまくいかなかった点と、本番だけうまくいかなかった点がありますが、練習からできていないのは反省点です。本番だけうまくいかないのは、経験の少ない人にとっては仕方のないことなのかなあと思います。本番というのは物理的にも精神的にも環境が違うので、どうしても練習通りの成果を発揮することって難しいですよね。場数を踏んでいきたいです。

ここで自分のやらかしネタの1つを発表します。私は気合いを入れすぎたせいで、2楽章の最後で強すぎるピチカートをホールに響かせ、弦を本来あるべき場所からずらしてしまいました。もうプチパニックです。弦がずれていることに気付いたのは3楽章を弾いた時でした。音程が悪すぎてなんか変だなと思っていたらまさかの弦がずれていて。4楽章の途中の長い休みに入ったところで隣りにいたシベリウスマスターFさんに助けていただきました。ありがとうございます(今度お肉行きましょう🥹)。
 
こんな感じで、本番はいろいろあったんです。でも、ここまで熱を持って取り組んできたことは素晴らしいことだし、バイオリンを始めたころはこんなに本気になれることが待っているなんて思ってもみなかったです。とんでもなく良い経験でした。もうほんとに、すべての人に感謝です。定期演奏会は終わりましたが、糧になったものが多すぎてもはや始まりですね。課題がたくさん見つかったおかげでモチベが燃え尽きません。次は今年4月に入部してくれた1年生も一緒にステージに乗るのでそれも楽しみですね。皆さんで頑張りましょう。そろそろバイオリンの練習をしなければならないのでこの辺で終わりにしたいと思います。皆さん、次回の演奏会もよろしくお願いします。
 

 
第94回定期演奏会
日付:2024年12月22日
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
指揮:中島章博
曲目:チャイコフスキー/交響曲5番他