カメゼミ報告 | ウミガメと人と地球

カメゼミ報告

5月17日(日)2009年度第一回目のカメゼミを行いました。
カメゼミとはうみがめ研究会主催で行うゼミで、ウミガメの知見を広めるための研究発表会です。
今回のカメゼミは新入生を対象としたため、研究発表の他に知識的なことを多く盛り込みました。
  ウミガメとはどんなものか?
  世界的にウミガメ減少が問題になっているが「ウミガメ保護」とは何か?
  私たちかめ研は何ができるのか?
  これから何をすべきなのか?
  過去何をしてきたのか?
そういったことを、考えてもらうきっかけの場になればと思います。

今回、共同研究をさせていただいている NPOエバーラスティング・ネイチャーさんにもお越しいただき、講演をしていただきました。

発表内容は以下の通りです。

・カメ基礎知識
・カメの食文化
・ウミガメに関する条約条例
・ストランディング調査について
・アカウミガメ消化管内容物から出現した貝類について
・平砂浦海岸の環境調査
・ストランディングとは(ELNA)
・インドネシアのタイマイ(ELNA)
・ウミガメの保護って何だ~基礎編~ (ELNA)

非常に幅広く充実した内容で3年の私もとても勉強になりました。

また5月21日にカメゼミ反省会を行いました。
新入生にとっては難しい内容もあったようですが、
知らないことや考えさせられることも多く、かなり刺激になったようです。
2、3年生も新入生の興味や疑問を一緒に考えていけるように、勉強を重ねて行きたいと思います。
反省点として、今回のゼミでは発表しきれなかったことや不十分だったことを
いかに発展させて伝えていくかということがありました。
現在のうみがめ研究会の活動は調査とゼミと週1度の部会ですが、
活動日を増やしカメについて考え議論する場を設けたいと思います。



新しい顔を揃え、2009年度のうみがめ研究会は学部1~3年で計33名の大所帯となりました。
一致団結して調査、研究、議論を重ねていきたいと思います。


うみがめ研究会 会長 こかじ