http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130421-00000092-jij-pol

麻生氏ら2閣僚、靖国参拝=安倍首相は真榊奉納

時事通信 421()1937分配信

 麻生太郎副総理と古屋圭司国家公安委員長は21日、東京・九段北の靖国神社をそれぞれ参拝した。同日始まった春季例大祭に合わせたもので、昨年12月の第2次安倍内閣発足以降、靖国参拝が確認された閣僚は、20日の新藤義孝総務相と合わせて計3人となった。一方、安倍晋三首相は祭具の真榊(まさかき)を同神社に奉納した。中国や韓国の反発も予想される。

 麻生氏は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議出席のための訪米から帰国後、午後7時半ごろに同神社に到着。拝殿前で一礼しただけで同神社を後にした。

 古屋氏は午前10時すぎに本殿に上がって参拝。この後、記者団に「国務大臣古屋圭司として参拝した」と説明し、玉ぐし料はポケットマネーから払ったことを明らかにした。「国のために命をささげた英霊に哀悼の誠をささげるのは、国会議員という立場からして当然だ」と強調した。

 加藤勝信官房副長官も21日午前に参拝した。

 同神社によると、首相が納めた真榊は「内閣総理大臣」の肩書で、21日朝から神前に供えられている。首相は第1次内閣時も春季例大祭で真榊を奉納し、参拝を見送っている。

 春季例大祭は23日まで。関係者によると、これに合わせた参拝の有無を菅義偉官房長官らが各閣僚に事前に確認したところ、古屋、新藤の2閣僚が参拝の意向を示した。菅長官は「自身の判断に任せる」と応じたという。