ミクシーのボイスからの転載です。


原発についてただしい知識が必要です。


マスコミは伝えません。


自分で調べるしかないのです。


日本に原発は要らないと言ってなくしたとします。

でも、隣国では十数基を日本海側に造ると言っています。

シナはもっと造ると言っています。

彼らには技術がありません。

原発は危ないと言っている人は考えたことがありますか?

福島原発は人災ではありませんよ。津波が原因です。そのあとは人災かもしれませんが。

そして、半島で古里原発が事故を起こしていたことを知っていますか?

その放射能が日本に来ていたことを知っていますか?

半島もシナも技術がほしい!

原発の技術者は高いお金で雇われるそうですね。

そこに反原発のからくりがあると思うのは私だけでしょうか?


正しい知識を!



==転載はじめ===

これは、完全な間違いです。高温にはなりますが、いわゆる原爆にはなり得ません。もう少し正確に言うと、`原爆にすることはおそろしく難しいのです`。以下、詳しく説明します。ウラン型とプルトニウム型で多少事情は違いますが、核爆弾を作るのには、大まかに次の2点が必要になります。


1,純度の高い核燃料の精製 2,全てを一度に臨界させなければならない。1については、兵器級プルトニウムなんていう言葉をご存じかもしれません。つまり、通常程度の純度のプルトニウムでは駄目で、精製度の高いプルトニウムでないと爆弾には使えない→核爆発しないということです。


プルトニウムの場合には、240Pu による自発核分裂という特殊な事情があります。中性子をランダムに放出してしまうので、これが多く混じっていると`一度に爆発させる`ことが出来ません。そのため、90%以上といった高純度のプルトニウムが必要になります。これが兵器級プルトニウムです。


核爆弾の原理は非常に単純です。放射性物質(ウラン、プルトニウム)は、ある距離以上離れいると反応しません。これが未臨界状態です。これを、反応する距離まで近づけてやると反応が起こり(臨界状態)爆発にいたるわけです。ところが、実際にやるとなるとこれが非常に難しい。まだ続きます

何故なら全ての核物質を一度に反応させなければならないからです。一度に反応しない場合、爆弾のごく一部が先に臨界状態→爆発します。結果、極めて小規模な爆発が起こり、残りの核物質は飛散しますので臨界状態ではなくなり、爆発しません。結果、極めて小規模な爆発しか起こせないわけです。


これを未熟爆発(不完全爆発)と言います。実は、アメリカが原子爆弾を開発する際、最も苦労したのがこの問題でした。一度に全ての核物質を、臨界に至る距離へ近づけるため様々な工夫が凝らされました。ガンバレル型やインプロージョン型(爆縮型)です。現在の主流は爆縮型ですが、これは


小型化が可能であり、プルトニウムはこの方式でしか爆発しないためです。これは、前記240Puの問題によります。爆縮型を大まかに説明すると、丸い玉になった核物質を、周囲から均等に圧力をかけて一気に押しつぶす様な感じです。ところが、この`均等`というのが非常に難しい。


極めて短時間に、均等に圧縮してやらないと、先の未熟爆発を起こしてしまうからです。燃料のごく一部だけが爆発し、他の燃料を吹き飛ばすため、極めて小規模な爆発しか起こせません。爆薬を使って、一度に縮めるわけですが、これが極めて難題であり、何度も実験を繰り返して失敗を続けたそうです。


最終的に、フォン・ノイマンらが問題を解決し、32面体の構造の爆弾を32方向から爆縮するという方式が開発されました。これによって、ようやく核爆弾が完成したわけです。当時の資料を詳しく読むと、核を`爆発させるために、当時の科学者達が大変な苦労をしたことが良く解ります。


つまり、核燃料を爆発させることは`おそろしく難しい`ことなのです。福島第一原発の事故の際、広島の何十倍の核燃料が大爆発を起こすといったデマが飛び交いました。しかし、今までの説明を読んでみれば、そんなことがあり得ないというより、不可能だということを理解していただけると思います。(もう少し!)


ちなみに、北朝鮮が前回の核実験で失敗していますが、失敗の原因が未熟爆発であったことは、多くの専門家の共通認識となっています。さて、原子炉の場合、1の純度に関して言いますと、福島のウラン型では、20~30%程度です。こんな濃度で爆発は起こりえません。


百歩譲って、核燃料の濃度が不均等になり、一部が高濃度→核爆発という奇跡が起こったとして、極めて小規模の爆発が起きるだけで、それにより周囲の燃料は四散しますから大爆発には至りません。どんなに頑張っても水素爆発の威力程度でしょうね。それですら、極めて小さな確率でしかないということです


繰り返しますが、核爆発を起こすことは極めて難しいのです。さて、ここまで読んでいただければお解りになったと思いますが、原発における危険の本質は`爆発`にはありません。それは、燃料の飛散です。今回の事故でお解りの様に、被害の大部分は燃料の飛散によって起こります。


そして、燃料が飛散する事故が起きる可能性は、原発を停止させても変わりません。少なくともほとんど変わりません。燃料の飛散を防ぐ有効な方法は、封鎖です。つまり、燃料を閉じ込めてしまうことですが、そういう意味では、完全に封鎖された原子炉より、むき出しの燃料プールの方が遙かに危険な状態と言えます。


封鎖自体は、別に技術的に難しいことではありません。チェルノブイリの石棺の様に、コンクリの壁で閉じ込めてしまうことも有効ですし、東電がやろうとした様に何らかの膜で覆ってしまうことも有効です。要するに、閉じ込めてしまうだけですから。


現在、年間概算3兆円程度の金額が、火力発電を行うため無駄に使われています。全国の原発を概ね50基とすれば、1基あたり600億円です。これだけの資金があれば、水素爆発によっても吹き飛ばされず、完全に安全に原子炉を封鎖する施設を建設することが可能です。 (次が肝です!)


まとめます。原子炉を停止しても、それは見せかけの安心であって、実際の危険性は何も変わりません。そんなことのために無駄金を使うくらいであれば、そのお金を真の安全=原発の施設強化に費やすべきだということです。原発を稼働させ、火力を停止させる。それによって浮いたお金で真の安全が買えます


自己満足的な安全を求めるのではなく、真の安全を求めて下さい。それは簡単に出来ることなのです。

====転載終わり=====