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オンラインデートや結婚相談所もそうなんだけれど
相手を条件だけでふるいにかけて
完璧な人を求める方ってとっても多い。
インターネットが主流の時代だから
希望する相手の身長、年収、学歴、持ち家の在る・無し
長男かどうか？財産に至るまで
さまざまな条件でフィルタリングができるサイトなども
あるようなんですけれど
それって
カカクドットコムで
コンピューターとかカメラとか
家電製品を買うときと
同じ感覚だと思うの。
自分が欲しいモノであれば
できるだけ希望に沿ったスペックで
機能的であり、かつ
価格が安いものを血眼になって探す。
それは今の時代
賢い買い物をするためには
フツーの作業だったりする。
でも、
結婚は、
モノを買う行為とは違うのです。
わたしは18年前、
国際結婚の仕事を始める時に
『松本さん、国際結婚の仕事やってみる？』
と、聞かれて
『あ、やります、やります！』
って、カンタンに答えてしまったのだけれど
よく考えてみたら
結婚とは人の人生に深くかかわる覚悟である
ということがわかった。
そのことを理解した上で
人の人生を大きく変えてしまうかもしれない仕事を
果たして、自分にできるのだろうか？
責任感が伴うと感じて
重いプレッシャーに汗がでた。（ホント）
それでも、やってみて
結婚が決まりだして
みんなから『ありがとう！』と言われるようになると
わたしが一生懸命仕事をすることで
ハッピーな人が増えるのを感じ
喜び、感動、自信がわいてきた。
もちろん
主役は彼と彼女だから
実際のところ
私たちは舞台の脇で働く、照明スタッフであり
ふたりをスポットライトで照らす役目なんだけれど
光の当たり方によって
人の人生を変えてしまうかもしれない大役。
主役の彼、彼女たちだってそう
お互いがお互いの人生に
深くかかわる覚悟を持って
お互いの人生を変えるすごいパワーなの
結婚って。
だから、
スペックだけで相手を判断するのではなくって
心の深いところで通じ合えるかどうかで
判断して欲しいのです。
わたしもね、スペックで選んでいたら
今の主人を選んでいないのですよ。（笑）
松本直子
国際結婚の幸せプロデューサー
