男には自分のなりたいヒーロー像がある
昔鑑定した、齢50過ぎの男性から唐突に
『私ヒーローになりたいんです。トレーニングのやり方を教えてください。』と概要でメールが来ました。
普通であれば苦笑しながら
『疲れてるんですね・・よく休んでくださいね』とでも
言われそうな文言です。
メールを送ってきた男性が住んでいる近所に
シングルマザーの女性がいるとのこと。
そのシングルマザーの女性のところへ通ってくる男性が
夜中に子供へ暴力を振るい、朝出かけ際に挨拶をする時などには
、いつも青あざが絶えたことがないという。
そのシングルマザーの女性が、以前警察に相談したとのことでしたが、警察の方では書面で、児童相談所へご相談くださいとの書面が来ただけで、保護などの措置へも一向に移行しないとのことでした。
メールを送ってきた男性は
『私はもう年だし、非力なので、とっさに身近で、目の前で暴力が起こっても、自信がなくて、いつも見て見ぬふりをして、そのうち警察が来てくれるだろうとか思い込み、何もせずしり込みしてしまう。でもその一瞬の判断の時間で、間に合わず、小事が大事になったとしたら、どうしよう。そんな自分がずっと、ずっと嫌で嫌でたまらなかった。だから少なくとも、誰かのために心身ともに自分を強くしたい、その方法を学びたいんです』とのことでした。
わたしには・・・よくわかる。
かつて寺へ入山していた幼少期
宿直室の守衛さんが何かのテレビドラマを見てた時
そのドラマの内容は
チンピラまがいのグループから
迫害をうけている女性を
たまたま行き掛かりの男が助けるという
コテコテの勧善懲悪ものでした。
幼少期のわたしには
この映像がかなりのショッキングな内容で
こんなことをする人間がいるのかと・・・
その日より
寺で受けた身体・精神鍛錬は
世で迫害を受けている全てのレディのために使うと
心にそう決めました。
普通であれば
社会に揉まれ、社会に染まり、現実を知り
幼少期に抱いていた気持ちなど
とっくの昔に忘れていても
おかしくはないのです。
あれから数十年
時を経て
どうしてか
カルマとの関係があるのか
当時と全く心中が変わらず
おそらく
死ぬまでこの『観』は変わらないであろうと思います。
世の中には
わたしのような異端の変わり者が
存在するのもまた事実。
自分のためだけに身体を鍛えたいとか
強くなりたいという人は
世にたくさんいます。
ですが
他人のために強くなりたいという男性は
意外に少ないものです。
わたしには
こういう『観』を持った男は
純粋に好感が持てます。
わたしの鍛錬は
通常のトレーニングとはやり方も理論も
全く違うので
この男性の要望をどこまで満たせるのかはわかりませんが
50過ぎても６０過ぎても
年だから強くなれないという事はありません。
『20代や30代と決定的に違うのは
闇雲に無茶をするとダメージが確実に残りやすい』点だけです。
ですので、『智慧(理)』を使うのです。
頭を使う鍛錬にて負荷をかける。
まずは
精神面の気持ちを強くする
第４チャクラ強化に最適な
『合掌ペックフライ、合掌サイドレイズ』をできる範囲の伝え方で
教えていきたいと思います。
