越前三国 海運楼ブログ ~ 海日記-越前松島水族館
3月11日の大災害が、それまでの日本の状況を一変しました。今 日本中が喪中のような空気に包まれ 原発の行く末に固唾をのんで不安な毎日を送っています。幸い この福井にいると 環境は今までと変わらず 日常は普通に動いています。何か東北の被災者の方たちにできることはないかと 多くの人が自分たちの当り前の環境を感謝し 優しい気持ちになっているように思います。
海運楼では 越前の優しい海に感謝し もっと多くのお客様に 海の素晴らしさを感じていただき その大きな恵みをお届けしたいと 毎日改善の努力を積み重ねています。
今週は 今日まで一部部屋の改装を施し 昨日は 庭に小さな桜と桃 梅の木を並べて植えました。来年花見ができるように大事に育てていきたいなと思っています。
花見といえば 三国では成田山の桜が見事です。丸岡の霞城公園に引けを取らない穴場と言えます。
また、当館から1㌔の松島水族館では イルカが元気にショーを繰り広げ ペンギンやアザラシ 海洋館で泳ぐ魚たちもイキイキと変わりありません。
被災しなかつた私たちが落ち込んでばかりいては 日本全体が元気を無くし、被災者の皆さんへの支援もできません。
こんな時こそ当たり前の日常が幸せであることを噛みしめる良い機会だと思いませんか?現状のストレスをリセットし、頑張る気持ちを取り戻すことこそ被災しなかった99%の日本人には必要だと思うのです。
海運楼では、この4月から新しい海鮮メニューに変わります。
海運座は今冬季閉館中で、ご迷惑をおかけしていますが今月20日頃のオープンを目指し準備に入っています。
カニ漁が終わり、海運座料理の中心である越前定置網漁地魚が4か月ぶりに入荷するようになりました。
また、若狭からは直送で絶品の若狭牡蠣が入ってきています。
宿泊プランも歓送迎会シーズンに合わせたプランから、震災義援金に宿泊費の一部を拠出するプラン、ご夫婦でのんびり連泊するプランまで。
みな様の気分転換の小さな旅を ひと時の素晴らしい想い出となるように準備万端整えました。
お問い合わせ パンフレットの送付は 0776-82―2277まで 福井市内からなら車で40分。越前鉄道でお越しなら、芦原湯の町駅又は三国駅までお迎えに参ります。
三国ミニ観光にぜひお出かけください。
越前三国 海運楼ブログ ~ 海日記-姉妹店海運座 和室
 今日の海は 久しぶりに晴れ渡った明るい海 色は緑がかった藍色 海運楼の高さ見渡すと 砂地の海底の色によって 白く輝いているところや濃紺のところと光輝いている。本当に美しい海だ。三陸では 海の怖さが改めて浮き彫りになったが 津波の歴史のないこの海は もちろん 一面しぶきを上げて荒れ狂うときもあるが とても優しく感じる。 砂浜に面した姉妹館「海運座」には 海水浴場砂浜に面して 大きなBBQテラスがあり 海を最も近くに感じる食堂である。私がここに店を出したのも 何より海が好きだからであり 元々ヨット乗りであったことから 嵐にも出会っており 海の怖さはだれよりも知っているつもりだ。
 海に向かっていると 全てのことが小さく見えて 心の壁が消えていくように思う。母なる海である。 「海運座」は 民宿を改装した浜焼き食堂であることから 2階に10畳の和室が4部屋と30畳の広間がある。10畳の和室は 個室希望の食事部屋に利用しているが 一階食堂が大きいので この震災の避難所として提供しようと思い 先ほど 福井県庁に電話し 提供の申し入れをした。食堂だから 食事も含めて 本当に行き場の人のない被災者の皆さんに利用してもらったほうが役に立つと思いすぐ決めた。アパートや団地でじっとしているより お客様が出入りする食堂のほうが 気が紛れると思っている。
 この震災で 日本は大きく変わるかもしれない。今 トヨタをはじめとした基幹産業の工場が部品調達ができず操業が止まり 原発の放射能で 日本製品の輸入禁止をしている国が増えていると聞く。国内では 震災被災者のあまりの悲惨さをテレビで目の当たりにし 多くの人が何か できることはないかとボランティアや物資提供などに動き 節電節約は元より 喪中のように華やかさを慎んでいる。生きていることがありがたく思え 震災前の人の不幸を喜ぶような風潮など吹き飛び 軽薄な欲望主義が影を潜めた。人間は 次々と欲望を拡大し続ける動物(もちろん それが成長の原動力)であるが 同じ日本に住みながら 悲惨な境遇の変化が一瞬で降りかかり 家族の命を含めて全てをなくして 避難所しか居場所がなくなった何万人にも及ぶ被災者をこの二週間見続け 当たり前に食べ 暖かく寝るところがあり 普通の生活の中で 電気 水道ガスが使える当たり前の日常が 本当は幸せなことだと気付いたようだ。 被災者の皆さんは これから一から出直さなくてはならない。勤めていた会社をなくした人も多い。失うものがないと人間は強くなれるのだろうか。状況を受け入れられるのだろうか。生きているだけでよかったと言う被災者の映像をたくさん見せてもらった。
 この国は 豊かさに慣れ過ぎ 豊かさの実感を失い 不満ばかりが蓄積し テレビを通じて軽薄で快楽主義的なバーチャルな世界で不満を紛らわす人たちがあまりに多くなりすぐたように思う。日本は リビアやイラク アフガニスタンのように戦争が身近に無く アメリカ人のように軍人として戦場に行き戦わなくてもよい。北朝鮮などのように独裁者もおらず 秘密警察もいない幸せこの上ない自由で安全な国である。しかし 今 福島原発が これからどうなるか分からない。この問題は 哺乳類として生存に最低限必要な空気が手に入らないということであり 汚染された土地は墓場になることを意味する。拡大すれば 東京もその圏内にある。日本経済は 輸出で海外に依存してきた。これから どうこの国を立て直すかは まず 原発を落ち着かせることが最重点であり その間に現場では 不明者の捜索を終え 瓦礫を撤去し 避難者の生活を立て直すための支援を大きくしていかなければならない。
 津波も 原発も 想定外といった言い訳を多く聞いた。想定したのは誰なのか? ダムを造る前提の想定は100年に一度の豪雨洪水と聞いた。三陸の津波はそれより頻繁に打ち寄せ 被害も比較にならない。いずれにしても自然に対して 人間の力は小さい。科学技術やシステム 機械の力に驕り 依存心が強くなっているのに不遜になりすぎた日本人は反省し 後進国の人たちのように 自らの努力と責任で生きる力を少し取り戻すべきだと思う。国は 建前ばかり強くしないで 現実感のある政治をして欲しい。福祉も大事だが 本当に生死を前提としたリアルさも必要だろう。 今回の災害対策を見ると状況対応的な処置ばかりに見える。総理には 同じ想定をするなら 次起こりうる状況を想定した 総理にしかできない超法規的 予算無視 省庁間の壁無しの決断力と行動指示 専門分野に卓越した人選 権限委譲を期待したい。災害に運よく無縁の人たちは できる限りしっかりと 現実に仕事、生活を元気に頑張ることを期待し 支援の気持ち 行動は 行政がしっかり被災者に繋いで届くようにして貰いたい。
 最後に気象庁とテレビ局に言いたい。福井にいると 豪雪風評被害に辟易する。福井に行くと この冬は35時間車に閉じ込められると思われ 多くの問い合わせを受けた。気象台は すぐ注意報 警報を出すが 当るのは10回に一回程度 正に狼少年的である。予報精度が悪いなら予報しないほうが良い。今回の津波でお年寄りが多く助かり 若者が多く犠牲になった。想像するに お年寄りはまじめに避難し 若者は 「またか」の感覚で避難が遅れたのではないだろうか。過去何回も津波警報がテレビで流れるのを見た。本当に津波が想定される地震の時だけ 特別な警報を考えたらどうだろうか。狼少年にならないために・・・ 。もうひとつ 馬鹿なコメンテーター 人格は公共の電波には載せないでもらいたい。
越前三国 海運楼ブログ ~ 海日記-定置網漁
 越前カニ漁が3月で終わり 今週から越前海岸の定置網漁が始まりました。鯛や鯵 ハマチやサワラなど 毎朝 揚るとれたての地魚が味わえる季節となりました。
海運楼の料理は 地魚が中心の お造りをはじめ 焼魚 煮魚など 活きの良さが自慢ですが ご注文で 肉料理も 和牛ステーキから 福井ポークのしゃぶしゃぶなど 頑固な板長がおもてなしの心で 吟味して腕を振るっています。
旅には 家族連れや 友達同士 職場のグループなど いろいろな楽しみ方がありますが 思いついたら市内から40分で行ける海運楼は 小さな宿だからできる 遅い到着から 朝の早出 無料送迎まで お客様の立場で対応しており 帰りの心配がある夕食会とは異なり 思う存分楽しめる 絶好の穴場です。
設備も 絵画に囲まれてコーヒーが楽しめるアートカフェから 露天のある海湯 浜湯 音の良さが自慢のカラオケラウンジ海運丸 少人数から 100名様くらいまで対応できる宴会場など充実しており スタッフも経験者ぞろいで おもてなしの追及に日々励んでおり ストレス解消 元気復活のお手伝いに万全を期しています。
東北大震災で 気持ちが沈みがちな時期でもあり こういう時こそ 日本中を挙げて 精一杯の元気を東北に贈ることが 大事ではないでしょうか?海運楼では 震災復興特別プランも ご用意いたしました。詳しくは ホームページTOPをご覧ください。
また パンフレットは 0776-82-2277までお電話いただければすぐ お送りします。
津波の心配のない越前の優しい海で 歓送迎会や 同期会 婦人会や老人会 町内会 職場の会などのグループ宴会 法事 家族会など 昼・夕食日帰りから 連泊まで 海運楼ストレスリセットプログラムで 思いっきりリフレッシュしてください。
越前三国 海運楼ブログ ~ 海日記-越前三国浜地の海

 今日の空は 雨模様の薄曇りで 風が徐々に強まっている。昨日までの暖かく穏やかだった海も 今日から冬の名残を楽しむ時化模様となるようだ。
 海の色は 日々刻々変化する。群青から灰色へ 色とともに海原も風によって騒がしくなる。
 この一週間あまり 三陸沿岸での 津波の被害状況が毎日報道され 海の力が人知を超えた自然の脅威に映る。今 日本中が喪に服したようになり それまでの華やかな喧騒が はるか昔のことのようだ。浮き足立って 無責任な風潮が蔓延したことへの警鐘のように感じる。ここ越前に生活していると 報道以外には 街が静かに感じる以外 物不足もなく 何の変化もない。幸せなことだ。当たり前が これほど幸せに感じるのは テレビを通し 被災地のあまりに大きな悲しみと 被災者の窮状が刻々伝えられるからに他ならない。運よく津波と無縁だった人々は みんな 彼らのために何かできないか考えている。
 いつものように 穏やかな海を見ながら 心配になって日本海の地震について調べてみた。最近の 新潟中越沖地震では 3~40cmの津波しか観測されず 昭和58年の日本海中部地震(秋田沖地震)では 青森県津軽市では 地形によって15m近い津波が発生し 100人以上の犠牲が出た。日本海側津波発生の源となる地震の発生源は 日本海東縁変動帯(サハリンから新潟沖でユーラシアプレートと北米プレートの境界)に集中しており 歴史上は この越前で津波被害の情報がない。ひとまず安心できることだ。
 海運楼は 外海に面した日本海が一望できる高台にあり 駐車場まででも海抜15mほどはある。建物も頑丈な鉄筋造りだから ひとまず自身の心配はしなくて済むようだ。このような場所にいて 三陸の惨状を見るにつけ 海の優しさと怖さが錯綜する。まずは 日本中が災害ストレス襲われていることから 海運楼は 海の優しい面の力強さと 幸せな私たちの力(地魚料理とおもてなしの心)で 来館者を癒してさしあげようと思う。
 もうひとつの心配の種 福島の原発は 幸いにしてこの季節は 北から西の風が毎日吹いている。若狭は日本有数の原発立地地ではあるが ここまでは50km以上ある。これも幸せの種ではある。
 申し訳ないほど幸せな地域にいて 今できることは 来館者への負担少ない癒しの提供と 落ち着いた段階での経済支援しかないように思う。私たちにも日々変わらぬ生活と仕事がある。観光地は今閑散期であり できる範囲でできることを考えて行こう。

平成22年11月20日 海運座の近くに料理旅館「海運楼」をオープンいたしました。
越前ガニをはじめとした、越前地魚を使った新鮮な和食のコース料理をお楽しみ下さい。

エントランスには、巨大な大生け簀!
越前ガニや大きな真鯛・ヒラメ・あわびなどなど、水族館のようです。

全館光触媒コーティング!取水口から製水機を導入し、全館イオン水を使用。
お客様の快適な旅にこだわった、美味・和み宿でございます。

みなさまのご利用をお待ちしております。

越前ガニ・越前地魚 福井の美味・和み宿
料理旅館 海運楼(かいうんろう)

〒913-0061
福井県坂井市三国町梶26-45-1

お問い合せ・ご予約電話番号 0776-82-2277
ファクス 0776-82-2270
電子メールアドレス info@kaiunrou.com
オフィシャルホームページ http://www.kaiunrou.com