「5月病」という言葉もあるように、春になると何故か気持ちが落ち込んだり、イライラ・モヤモヤすることはありませんか?
日本では3月〜4月にかけて生活の切り替わりの時期なので、何かと落ち着かなくて気持ちが不安定になりやすいと言われていますが、(最近は花粉症が原因の方も多いかも?!)
東洋医学の観点から言っても、これらの理由とは別に、春はイライラしたり精神的に不安定になりやすいのです。
その理由は五臓(肝・心・脾・肺・腎)のうちの「肝(かん)」。
東洋医学で言う「肝」は解剖上の「肝臓」とは違って、「魂を蔵し」「判断力や計画性などの精神活動を支配する」と考えられています。
中医学の基になる考え方で、宇宙の森羅万象を「陰と陽」の2極、そして「木・火・土・金・水」の5つの元素に振り分け体系化した「陰陽五行論」では
「肝」は「木(もく)」に所属。
五季(季節)は「春」。
五情(感情)は「怒」になります。
なので、春は特に「肝」の機能が弱まりやすく、肝の疏泄(そせつ)機能が弱まると、氣の巡りが悪くなって(肝気鬱滞)精神抑うつ、イライラして怒りっぽいなどの症状が出てくるのですね。
経絡も氣も、目には見えないので、病院に行ってレントゲンを撮っても分かりませんが、
実際に「ヒステリー球」と言って、氣の塊が喉や胸に詰まって食べ物を飲み込めない、とか呼吸しづらいなどの症状を訴える方もいます。
お腹に氣が溜まると「膨満感」や、痰が絡みやすく、常に咳払いをする、なども肝気鬱滞(氣のつまり)が原因と考えられます。
ちなみに、「肝」の五味は「酸」ですので、酸味のあるものを食べると良いとも言われていますよ
このように、経絡や氣のつまり、心(精神・感情)など目に見えないものを取り扱うのが東洋医学の最大の強みです。
病院で原因不明と言われる症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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