先日の整体セミナーでの一コマ。
しゃがむと膝が痛くてできない、という方がモデルのときのお話です。
少し屈伸状態になるだけで膝が痛かった人。
受講生さんが何度か押さえていくだけで、完全にしゃがむことができるようになりました。こちらの受講生さんは施術目的で人の身体をさわるのは初めてとおっしゃってました。大したものですよね^^
モデルさん。実際にやってもらうと立位からちょっと腰を落としただけで痛い、とおっしゃっておられました。
その前に、
モデルの女性に座ってもらって、膝を自分で抱えてもらって曲げてもらうと、ほとんど完全に曲げることができていました。
ということは、このモデルさんは「膝を曲げることができる」んです。
痛くて膝を曲げられないから完全にしゃがむことができない、のではなくて。
しゃがもうとすると膝が痛いのでそれが出来ない、んです。
つまり、くどいですが、この女性は
「膝が曲げられない」のではなくて、
「しゃがめない」と言っているんです。
膝痛だから膝を曲げられないのではなくて、
しゃがむと膝が痛いんです。
膝痛だ、とみてしまうと、膝関節はどうだ?軟骨はどうだ?老化は?体重は?股関節や骨盤の影響は?変形度合は?となることがあります。
ですが、この人のできないことに焦点をあてるとそれは
「しゃがむことができない」とおっしゃってるだけです。
私たちは、しゃがむことができるようにしてあげられたらこの方の問題のほとんどは解決してしまいます。なにかを治すという発想をもたなくても。
膝が痛い、という訴えを僕もよく耳にします。
問題は、なにをすると膝が痛いか、です。
「曲げると膝が痛い」のもあれば「伸ばすと膝が痛い」のもあるし、「しゃがむと膝が痛い」のもあれば「立ち上がるときに膝が痛い」のもあります。
膝がイタイのはわかった、それはどういうときなんだ?
から施術を組み立てていくと、初めて人を触るような方でも簡単に膝の痛みをとっちゃうこともできるようになります^^
膝痛でお困りの方は、ぜひ「どこがイタイのか」ではなく「なにをすると痛いのか」を僕に教えてください。きっちりと考えさせていただきますので^^
今日もありがとう。