右のお尻からふくらはぎが辛い、というお客様。
ネットで調べて坐骨神経痛だろうという自己申告。
立ってるだけでも、辛いんだそうです。
寝てもらうと?
足のこわばりは感じるけれど、そこまで痛いわけではない、とのこと。
せっかく寝てもらったので、右足を持ち上げてみました。ラセーグテスト風(笑)。ラセーグテストを意識したわけではありませんが、後から述べることと比較したかったので試しにやらせていただきました。
こわばりはあるものの、やってできないことはないみたい。けっこう挙がります。
今度は僕が持ち上げずに、自力で右足をベッドから浮かしてもらいます。これは30度もあがりません。痛み・痺れが強くなるようです。
こういう比較をヒントにしていくんです。
立ってる状態と寝ている状態は、角度が90度違うだけでカタチはほぼ一緒ですよね。だけど、辛さは変わる。
ベッド上で右足を持ち上げると、他力では(ラセーグ風)痛みは出ずに、自力では痛みがでる。
カタチは一緒なのに、あることで痛みのあるなしという変化がつく。
ということは、その「あること」こそが痛みの誘因になっている可能性がありますよね。
お客さんに「じっとしててもらって」精密な検査をしてもわからないかも知れないけど、「動いてもらって」比べたらすぐにわかっちゃう。
(整体に来られるようなお客さんなら)だいたいの人は「痛いときと痛くないときがある」んです。その「差」さえわかれば・・・
足を他力であげたら痛くない。
足を自力であげたら痛い。
その差は、力を入れているか、抜いているか、ですよね(^^)
坐骨神経痛かも?ということでしたが。
実際にそうなのかも知れませんが。
この方に限ってはどっかで神経を圧迫しているというよりも、どこかに力を入れたら辛いんだ、と捉えたほうが意味は近そうです^^
ひとまず、施術の範囲内においては症状も止まってくれました。
ほっとしました~~~~♪
今日もありがとう。