看護師さんが、○○痛で来て下さいました。
寝た状態の患者さんを起こすときや介助するとき。
あと、前屈するときは痛くないけど、あぐらを組むと痛い。
ずっと座っていて立ち上がるときも痛いんだそうです。
どこが?
背中が、ですって。
同僚の方もそうですか?ってお聞きすると、みんなは「同じようなときは」腰が痛いんだそうです。
ずっと座っていて立ちあがるときに腰じゃなくて背中が痛いって初めて聞きました。
前屈は痛くなくてあぐらは背中が痛い、というのもなんだか面白そう。
それはともかく。
だいたいの同僚は同じ行為で腰が痛くなるといい、この方は背中が痛くなるという。
これって、別物か?という話です。
片方は「腰痛」で片方は「背中痛」という違うものですか?と。
僕は単に「~するときに痛い」という「~するとき」にフォーカスするので、痛い場所にはこだわりません。
あえて言うと、この方も同僚の方たちも「背面が痛い」んですよね。身体の後ろ側が痛いという共通項がある。そこを上下で分けると別の症状になるんですよね。
思い切ってこんな風にみちゃいます。「背面という同じ場所」が痛くて、ある人は「背面の上より」で別の人は「背面の下より」が痛いんだ、と。
そしてこう考えることで、テクニックも少なくて済みます(笑)。
背中痛と腰痛は同じもので上下だけの違いになりますから^^
痛い部位に拘らずに、痛くなる行為に焦点をあてると、部位を治すという思考から離れることができます。
そしてそれは施術をもっとカンタンにしてくれます。
今日もありがとう。