腰痛の、足の出しにくさ | 尼崎の矯正しない整体院・かいつう館です(^^)

尼崎の矯正しない整体院・かいつう館です(^^)

1回の時間はかけますが、やることはとことんシンプルに。
笑って良くなる整体院を目指しています。お客さんを通わせない、技術の出し惜しみをしない、楽になってもらいたい、という気持ちを忘れない。そういう思いで、整体をさせていただいています。

またお客さんに考えるヒントをいただきました。
腰痛で来られてた方で、それは100パーセントはとれなかったんですが。
終わりかけのときに立って歩いてもらうと、左足がだしずらい、ぎこちない歩き方をしてる、、、とおっしゃられたんです。
それはなんとかしてあげられないかなあ、でも腰の痛みが残ってるんだから仕方ないのかなあ、と思いながら歩く姿を見せてもらっていました。

左足が出しづらい、左足がだしづらい・・・ってつぶやきながら(苦笑)。つぶやかずにはおれないんですよ(笑)。
観察していると
左足を伸ばしかけたときかすかに膝から下が引き戻されてかくん、と近い地面に接地しているように見えました。
かすかに、そう見えたんです。右足との違いはそこくらいだなあ、って思えて。

もしかして、左足が出しづらい、のはこの場合に限っては左足の膝から下を伸ばしづらい、ということなんだろうか?
と想像してみて膝裏をさぐるとかなり痛がってました。
これで歩いてもらうとかなり足を出しやすくなって。

そのときに「関係あるかわからないけど、膝下、ふくらはぎの横あたりが痛いですね~」とおっしゃるので、そこもほぐしてみて。

それでだいぶ、足が前に出しやすくなったようです。

お客さんには申し訳ないんですけど、腰痛そっちのけになりつつあり(ご協力、ありがとうございましたーーーー)僕もやりながら「これ、僕の趣味の世界ですよねえ」と我ながらあきれてつぶやいておりました(苦笑)。

こういうのにぶつかると、とたんに興味がわいてきちゃう。なんで、そうなるんだろ?どういうときに、人はそうなるんだろ?この現象はなにを意味してるんだろ?
その理由をとことん知りたくなるんです。
幸いに、理由を知ることは、イコール症状が軽減した、ということです。
軽減することで、理由が合ってた、ということが確信できるわけなので。
軽減するまでは、自分が考えてみた原因は正しくなかった、ということがハッキリした、ということです。

腰の痛みはゼロじゃないのでこの足の出しやすさがその後どう変化したかは予測がつかないのですけど。


理論、構造、機能、とかじゃなくて。
奥義も秘儀も高等テクニックもなくて。
「見てたら、今、膝から下が伸びてなかったな?ああ、この人が言うところの足を出しづらい、というのは、膝から下が伸ばしづらい、ということと同義なのかもなあ」
「膝から下が伸ばせるようになったら、どう変化するんだろうなあ」
「よし、そこをやってみよう」

お客さんのすることを見て、見たことを自分なりに解釈できたら、それで答えの一面に近づける。
自分がお客さんから聞いて、自分が実際にお客さんのすることを見て、なんなら自分でも体感してみて。
おそらく、かなりの整体的ケースにおいて、「答えはその範囲内にある」と僕は自分の体験から想像しています。
見えないところに原因があるとすれば、それはもう人体を解剖するしかない、、、のかも知れません。それも、生きたままで。または、生きたまま放射線を浴びせるか。
僕は、そんな風に難しくはなってないんじゃないか、と思うんです。
まあ、個人的には「見えない世界」は大好きですけれども(爆)。
見える範囲内でたいがいのことは片がつくように、作られてあるような気がするんですよねえ。異論はあるでしょうけれども。

今日もありがとう。