かなり長いことずっと腰痛だったという方が訊ねてきてくださいました。
一日中、重機のなかで座ってるお仕事。
腰が痛くて、体の使い方によっては、首スジー背骨の横ー腰ー腿ーふくらはぎ、までピーンと走ったり。
立っていると、膝が笑うみたいに腰がガクガクしてきて、座り込み、、、座り込んでいられなくなって寝転び、、、治まってからそのときしてたことを切り上げて帰った、とか。
いろいろお話しを聞いた上で、うつ伏せからスタート。
腰のあたりでは「そこが痛くなって自分でも押すんだけど、手が届かない」とおっしゃっておられました。
手は届くんだけど、押したい深さまでは届かない、ということね。
たまに書いてると思うんですが、「お客さんの話を真に受けてみる」ようにしてみるんです。
腰から押すと、場所はあってるんだけど、その奥なんだ・・・とおっしゃってます。
腰の奥、、、手が届かないくらい、奥。腰からずーーーーと矢印を伸ばしていくと・・・お腹ですやんね?
ということなんです。
まあ、プロの方は笑うかも知れないですけど。
お客さんはウソつかない。これは真実です。
ただ、プロの先生が聞いても軽視してきただけだと思うんです。
もう、ピンポイントで「ここだよ」というのを表現してくれていたんです。今まで。
こんな風にみていくと。
腰がガクガク笑う、というのでもどういうときにそうなったことがあるか?を自分に問いかけてみることもできます。自分になければ想像でもテレビのシーンでもいいです。
クラブとかで山の階段を駆け上り駆け下りて・・・最初のころは次に歩くだけでも足がガクガクすることがあったりします。
そういうことが腰で(僕的には腹筋とかで)起こってるんじゃないか、とか。山登りしたわけじゃないけど、それに相当する負担が腰かお腹かに来てるんじゃないのかな?って。
なにが言いたいかというと、「理解できるようにお客さんはいつも情報を与えてくれてる」と僕は思ってるんですよ。
だけど、僕らの側がもっと難しいはずだ、って思って難解なほうへと無意識に持っていこうってしてるところがあるんじゃないかなあ。
そのあとは、仰向けでお腹をやっていき。座って確かめ。座った状態でもお腹や腰をやって。
まだ残るのでもう一度仰向けでお腹と背中をやって。
だいぶ楽になって帰っていただくことができました。いつもそういう結果になればいいんですけどね。
精進します。
今日もありがとう。