先日、冷蔵庫の出し入れしてる最中にギクッと来て、というお客様が来られました。
立ち上がるときに体を伸ばせない、まっすぐに立っていられない、とおっしゃっておられましたよ。
ご来店のときもちょっと腰をおとしたような状態で。
そもそも前屈みになってる、ということは、うつ伏せが辛い可能性が高いということです。
なので、仰向けから、お腹をやってきます。
体が前傾してる、ということは、前に曲げていたい、ということ。距離でいうと、前が縮んでいるので、後ろへ(まっすぐに)伸ばせない。という意味にも理解できます。
簡単な話ですが、前傾してるとき、それは前に曲がってるイコール歪んでいる、のではなく痛みが軽くなる姿勢を選択した結果だ、ということです。
前屈みになるがゆえに、痛みが軽くて済んでいる、ということ。なのでわざわざ体を伸ばさせて施術しようなんてあとがコワイです(汗)。
で、前屈みがラクー伸ばすのが辛い、という情報からどんな意味を汲み取るか、なんですね。
僕は「前に縮んでいたい。後ろには伸ばしたくない」というところから前に縮んでしまっているところを緩めてあげれば、また後ろに、まっすぐに伸ばせるようになるのでは?と考えていきます。
なので、ギックリ系の人はまず、徹底的にお腹をやっていくんです。
お客さんの腰も仰向けのまま触ってみましたが、いくら触っても「腰は痛くない」んですね。それはお客様にも確かめてみました。
今度はお腹を触ると「痛いとこだらけ。自分がこんなにお腹痛いんだなんて知りませんでした」とおっしゃっておられました。
それくらい、お腹がカチカチになってるんです。
それが緩んでくると・・・まっすぐに立てるようになりました。
「今、私、まっすぐに立ってますよね」って(笑)。
まあ、なったばっかりのギックリ腰ですので、痛みはまだ残ってるとは思うんですが。
なにはともあれ、良かったです!
今日もありがとう。