先日、五十肩で、というお客さんが来てくださいました。
しかも、両肩とも、ですって。最初に痛くなったほうはだんだんと楽に。
あとで痛くなった肩は、けっこうキビシイ状況みたい。
カンペキに取れたわけじゃないでしょうけど、動きの面ではかなり楽になったようで喜んでいただけました。
「どうしても骨がどうにかなったように感じるんだけど、筋肉なんですねえ」とおっしゃっておられました。
この方は病院には行かれていないのですが、レントゲンなどでなにも写らなかったら、あとは筋肉が一番疑わしいですしね。
それと、五十肩で肩が痛いのであれば、あんまりムリして肩の運動はしないでほしいなあ、とも思うんです。
動かさないと、固まるよ、と周りから言われるそうなんですが、運動しなくても思ったよりは動かしているもんなんですよ。
朝の着替え、夜の着替え、歯磨き、その他もろもろ。
でね。骨を折ってギプスで固めていても、治れば最初は動かしにくいけどいつかは動くようになりますやん。
五十肩は、固定すらしてないんです。完全に動かない状態にしてないんです。
固定してもまた動かせるようになることを思えば、そこまで心配しなくてもいいんじゃないか、と思うんですね。これは僕の考えなので、押し付けはしませんけど。
ただ、自然界には「痛いときに、痛い動きをして治そう」という発想はないと思うんです。
犬や猿が、「あ、イテ・・・」と感じて「もっと痛いことをしたら治るはず・・・」って考えるとは思えない(苦笑)。人間も自然のなかで進化してきたのなら、その延長線上にあってもおかしくはないんじゃないか、って。
それに・・・。
捻挫した、うまく歩けない、「だけどムリしてでもちゃんと足をつけて歩かないと足首が固まるよ」って指導しないですよね?
腰が痛い、体がくの字になっちゃった、「だけどムリをしてでも体を伸ばして歩かないと腰が固まるよ」って言わないですよね?
僕の言ってることが正しいとは思い込んでないけど、「なんで肩だけそんなにいじめるの?」って疑問には思ってるんです。
痛みの意味を考えていけば、もっと体に優しくなれると思うんです。
今日もありがとう。