半年ほど前に来てくださったお客さんが、急に背中が痛くなった、とおっしゃって明石市からまた来てくださいました。
前回のときは、リクエストが特殊でそうお役に立てたようでもなかったのですが、また遠くから来ていただけて本当にありがたいことです。
急に背中が痛くなって、というとおり、体を少し動かすだけでうっと来るような感じ。
立ってても座っても寝ても、痛くて微妙な動きになっております(汗)。
痛い場所が背中だ、というだけで、ほとんどギックリ腰みたい。
あえて一番楽な姿勢は?とお聞きすると、かすかに片側くの字。ふむふむ。
施術のために寝ていただいて、足を曲げたほうが楽かどうかをお聞きすると、曲げたほうが楽、と。ふむふむ。
小走りになったりしたときも痛みがあるとのこと。小走りに関して、「力を入れたらビキッとくる」んだそうです。
力を入れたらビキッとくる、という人は痛い場所がどこであっても多いのですが、そういうときは腹筋の影響を受けてるときがあるみたいですよ。
たとえば、この方のように背中が痛い人、に「背中に力を入れてもらえますか?」とお願いしても、無理なんです。よっぽどの筋肉通でないと・・・。
いま、これを見ながら、肩甲骨と肩甲骨の間ぐらいに「力を入れて」みてもらえます?
背中を動かすことはできるんですよ。背中の筋肉を動かすことはできるんですけど、意識的にそこに力を入れる、ってよくわからないでしょ?
つまり、このお客さんは、「背中じゃないとこに力を入れたら、背中が痛い」と言ってるんだと解釈できると思うんですね。
じゃあ、まず「実はここに力を入れてました」ってとこにアプローチしてあげたら、背中痛のある程度は取れてくる、という理屈です。それが、腹筋であるケースが多いんですね。
次は左右の捻りも痛がっておられたので、それを座った状態で脇の下の圧痛をおさえることで改善していきました。
これで、だいぶ楽になったみたいです。
今度はちゃんとお役に立てたかな。
今日もありがとう。