産後9ヶ月の赤ちゃんがおられるママさんから来て下さったときのことです。
当初はなんともなかったのに、最近は腰が痛くなってきた。
その腰痛も骨盤まわりのような気がする。
そういえば、まわりの人も産後は骨盤矯正を受けたほうがいいと言っていた。
じゃ、骨盤矯正をお願いしてみよう。
と、いうことで、赤ちゃんと、赤ちゃんをみてくださるお母さんと一緒にご来店でした。
で、今日は骨盤と歪みや痛みについて僕の考えていることを書いてみたいのですが、
普通、出産で骨盤が歪んで体がおかしくなる、ってあんまり考えにくいんじゃないかなあ、と思っています。
なぜって、そんなことがあれば、人類として種の保存がむつかしくなるからです。
その手段でしか、子孫を残していけないのであれば、それは完璧なシステムになってるだろうと、僕は信頼しているんです。
一人産んだら、骨盤が歪む、二人産んだらさらに歪む、、、って、そんなふうに人類って進化するのかなあ?と。
そんな大事がことが不安定な、いつおかしくなるかも知れないような脆弱な状態のままで進化する?と。
現実にこういうところに来られるお客さんは、当然、どこかに不調があるから来られるんです。
不調があれば、体を歪めて、楽な状態になろうとするんですよね。
ということは、見た目として、
痛い人は、歪んでいる。
ので、
歪みが、痛みの原因だ。
という論法にもなってくるのですが、、、
これは逆の可能性もあるわけです。
どこかが痛い。
ので、
少しでも痛みから逃げようと体を歪める。
だから、痛みが先で歪みがあとだ。
・・・という論法です。
ちょっと考えたら、面白いことがわかります。
それは、
健康な人が、意図的に歪んでいるのはムツカシイ、ということです。
だれも、痛いこと、つらいことはしたくないですよね?
でも、痛いときはどんな変な格好であってもその姿勢によって痛くなくなるのであれば人はその状態を採用します。その姿は・・・歪んだ姿勢です。。。
つまり、「痛みが先」で「歪みはそれを庇った状態」の可能性も高い。
僕はそう思ってます。
だから、順番としては、
痛みをとってから歪みを調整する。です。
このへんが、他の骨盤矯正とは違うので、選ぶ際の参考にしてもらえれば、と思います。
そもそも、痛い人は、歪むことでどういうメリットがあるのか?
痛みを軽減できるからです。では、歪みはこの時点では体にとってちゃんと意味があるわけです。
ここまで自動的にできる体なんです。僕は、もっともっと体のことを信頼してあげていいと思っています。
今日もありがとう。