あるとき、整体を受けに来てくださったお客様から
「なんでそこを触ると改善するんですか?」と質問されたので、お客さんの服をつまんで「こうしたら足が伸びないでしょ」とか「こうされたら反らせないでしょ」とか説明してあげたんです。
「わかります。なるほど、面白い、私も勉強したい(とあるインストラクターさんなので身体のことには興味をもっておられるみたいです)。モデルになる機会があるなら声をかけてください」と言ってくださいました。
その説明は面白い。自分の生徒さんたちに説明しやすい、わかりやすい。だから勉強してみたい。モデルも体験してみたい。
そういったニュアンスのことをおっしゃってくださいました。
はじめてうちの整体を体験してくださったお客様が、
「説明が理解しやすく、人に(自分の生徒さんに)説明がしやすい」って言ってくれたんですよ~。ありがたいですう。
医学の進歩に「人体を解剖することによって得られた知識」が大いに有用であったことを認めるにやぶさかではありません。
僕は(あくまで僕は、です)人体を切り開かず、外からみてわかる範囲内にその痛みを軽減しうるヒントがある(あってほしい)と考えています。これは「民間療法」でいうところの腰痛、股関節痛、膝痛、首痛レベルの話しだという前提で書かせていただくのですが。(←ここの前提は受け入れてくださいね)
そのレベルの話しであれば、「人体を切り開いて見ずとも、外から観察したらわかるようになってるのではないか」というスタンスをとっています。
人体を解剖する、身体を切り開き、切り分け、知識を積み上げていく。やがて知識が体系化されて・・・。
それまで、誰も腰痛に手も足もだせなかったのか???
解剖生理学の知識のない国々ではいまだに腰痛を直してくれる人はいないのか???
じっくり見てみたら、どこかにヒントがあるんじゃないか。
いや、お客さんの言っていること自体が、症状自体が、もうヒントになってるんじゃないか。
なにが痛くてなには痛くない、という日常のことそのものが改善への道筋になってるんじゃないか。
このお客さんにも、お客さんの訴えと、状況証拠(?)と、着ていらっしゃる服を使って説明させていただきました。
それだけで、納得していただける説明が可能でした(医学的ではないでしょうけど)。
見えている範囲のことを説明するのに、難しい専門用語は要らないですしね^^
今日もありがとう。