ご高齢のおじいちゃん。膝痛でこられました。(別に、お客さんの年齢層が高いわけじゃないんですよ)。ちょっと耳が遠いようで「気長に通うつもりですからどうぞ先生のいいようにやってください」と、なにをきいても口癖のようにお答えになになる。
ひととおり終えて「いま、どうですか?」と聞くと
「ありがとうありがとう」と確かめもせずにお帰りになられようと。
「あ、あ、あ、あの、膝、どうですか?」
「ええ、ええ、気長に通いますんで」
「、、、、(ふーん、あんまり変わってないのか。見た目は良いように見えるんだけどな)」
釈然としないながらも、お見送り。
「ありがとうございましたー」
バタン。
、、、、、、、、、、、、、
「って、おじいちゃん、杖、忘れてますよーーーーーーーっ」