もうずっと昔から、そしてここ3~4年で左首・肩が痛くなってきた、というお客様が塚口から来てくださいました。
診断してもらったところ、ストレートネックだということがわかったそうです。
状態は、左を向くと左肩首が痛い。
上を向くと、左肩首が痛い。
ということがはっきりしました。
で、正面むいていると?
痛くありません。
そうなんですよ。
首痛や肩痛でレントゲンを撮りますでしょ?
その状態では(この方はまっすぐ正面をむいているとき)痛くないんですよ。
その「痛くない状態」のときに、レントゲンに現れた異常が「痛い原因」だ、って言えるのかな?と素朴な疑問を感じません(苦笑)?
「ここが痛いんです!」「レントゲン撮りましょう。あ、ここにヒビが入ってますよ」
これだったら、わかりますよね。
「今、痛くないんです(正面を向いてるだけ)」「レントゲン撮りましょう。あ、ストレートネックですよ」
言いたいこと、わかりますでしょうか?
痛くないときのレントゲンの結果で、痛いときの原因がわかるのかな・・・?て。
で、左に向くと、痛いんです。ストレートネックが原因だったら、真正面も(このときもストレートネック)痛くてもおかしくないし、右を向いても痛そうなもんですし。
もしかしたら、頚椎が右に回旋してるから左に向きにくい?
でも、それだったらお医者さんも見逃さないでしょ?え?レントゲンでははっきりわからないくらいのわずかなズレが?
あの~~・・・人間の体って、そんなに「遊び」がないんでしょうか?
レントゲンで見落とすくらいのズレが原因になるくらい、余裕がなく作られてるんでしょうか?人体って。
そういうことを考えていくと、ストレートネックであったとしても、「同時に」別の要因もあるんじゃないか。
って僕なんかは考えてやっていくんです。
医学的・科学的には、「ストレートネック」なのは間違いないんです。ただ、
論理的には、お客さんの症状をストレートネックでは説明ができない。
そういう素朴な思考から、ストレートネックによる症状をみていけば、また違ったものが見えてくると思うんですね。
今日もありがとう。