園田のほうから腰痛で来てくださった方。遠くからすいませんね~というと、電車で一本だし遠くないですよ、と。
なんか、武庫之荘の方じゃないと、遠くから来てもらったような気がするんですよねえ(苦笑)。
一年くらい前から腰痛が出てきて、強く痛いときと軽く痛いときの波があるそうなんです。
少し前はあまりにも痛かったので「痛意時に行くのも・・・」と思って見送られたそう。あれ?
今日は「中間くらいの痛さ」だそうです(苦笑)。
まず楽に座ってもらうと、背中を丸くする感じになれば「楽だ、痛みは感じない」とおっしゃっておられました。
うつ伏せでも触りましたが、メインは仰向けで。
お腹の硬さについて、あれこれ説明をさせていただきながら施術させていただきました。
最後に座って調整させていただいて。
様子を聞くと「とても楽」というのと、「背中がまっすぐになったような気がします」と。
それまでは、背中を丸くしてるのが楽だったのに今は、まっすぐでも平気、とそれからはずっとせすじを伸ばしておられました。
背中が丸い、というのはお腹を凹ましてる姿勢です。
なんでお腹をへこましているかというと、そのほうが楽だから、で。
なんで楽かというと、お腹を庇ってるから凹ましてると楽。
なので、お腹を凹ました方が楽、という理由をとってあげると、背中は伸びてきます。
姿勢が悪いから腰が痛い、姿勢が悪いから肩がこる、というのも一理はあるんでしょうけど。
姿勢が悪いのは、どこかを庇ってるから、だと僕は思ってるんです。
その庇っている理由がなくなればーつまり庇う必要がなくなればー体は自然とまっすぐに近くなってきます。
なんら姿勢矯正することなしに・・・。
右肩が下がってる、とか左の骨盤があがってる、とか、骨盤が後傾してるとか、いろいろ歪みはありますが。
それ、歪んでるとは限らないんです。
歪んでるんじゃなくて、庇ってる可能性があるんです。
お腹が痛くて背中が丸くなってる。これ、猫背に見えますけど、歪んでるんじゃなくて庇ってるんですよね。
歪みだと思うと、矯正したくなります。でも、
庇ってるんだと思うと、誰もそれを引き剥がそうとは思わないですよね?
腰痛にしろなんにしろ、歪んでいたら「その姿勢でどこを庇ってるんだろう?」と考えてあげると、バキバキとするような「力でもって元の姿勢に戻す」ような方法は必要がなくなってきます。
要は・・・
「カタチ」じゃなくて、そのカタチになってる「理由」が大事なんだと思うんです。
今日もありがとう。
だって、「もう歪んでる理由がない」んだもん。