小説ブログと致しますか。 -2ページ目

小説ブログと致しますか。

腐女子で少女漫画脳な自分が、
小説を暇の有る時に綴って参ります。
NL?BL?さぁどう転がりますやら。

俺は今、風紀室の前にいる。
何故入らないかって?そりゃあ…

「…だ、……せ…かいちょ……し…!」

「な…じ………おま…な!」

扉の向こうから、風紀いいんちょーと生徒会長の言い争いが
聞こえてくるからだよ。
入りたくないなぁ…てか俺が今入ったら更に険悪になるよな。
だって俺、生徒会長に毛嫌いされてるし…。
「おいマスク」
でも風紀いいんちょー見捨てるわけにもなぁ…
いつも気にかけてもらってっし…
「おい、聞いてんのか」
よし、腹くくって入ろう!
「おい!」
「あ!?」

え、ちょ、どういう訳で?
なんで生徒会長が目の前で俺にガン飛ばしてんの。
なんかうぜぇーじゃなくて、なんで目の前にいんだよ。

内心ではそう思いつつ、いつもの無表情で問いかける

「槌谷生徒会長ですか。どうかされましたか。」
そう言うと奴は眉間にシワを寄せ、
「俺が何回も呼んでんのに無視とはいい度胸だな、楠風紀委員さんよぉ」

「それは失礼いたしました。では。」

まぁ聞こえてても返事しねーけどな!
内心悪態を吐きつつ、素早い動作で風紀室に入る。
でもって鍵をかける。

「楠ちゃん、またあの糞に絡まれちゃった?ごめんよ~」

鍵をかけたと同時に俺に声をかけた、黒髪に、カラコンの赤い瞳のゴシック風美少女…
否、美少年の風紀委員長こと千生慶洋先輩。
今日も(会長への)鋭い発言ありがとうございます。

「はい、少しばかり。遅れてしまい申し訳ありません。」

「大丈夫ー多分!よーし、まだ3分の1しか来てないけど会議やるよー」

相変わらずやっぱ自由だな風紀委員長。
あと、風紀委員長にフォローしてもらったからなのか、
周りからの視線が痛いのはあえて無視の方向でー。

今日の会議は、
1か月の取り締まり報告と、最近学園が荒れている事についてだった。
いつもより終わるのが早くて18時には部屋に戻った。

あ、最近学園が荒れている。というと
暴力事件や強姦がかなりふえている。
これは、俺達風紀委員にとってはかなり深刻な問題なんだよなぁ。
生徒を守るのが風紀委員だからさ、
これは俺もほっとけない訳なんだなー
あいつ今大丈夫かな…まぁいいか。電話かけよ。
そう思い携帯を手に取った瞬間、
今まさに電話をかけようとしていた人物から電話がかかった。

『もしもし京ちゃーん?今電話ok?』

「おう、用件は?」

『最近学園が荒れてるって聞いてさー』

おーこれはこれは…

「『久々にオシオキする?』」

流石俺の相棒。全く同じ事考えてたか。

『OKOK!じゃあ西ちゃんも連れてくよー旧校舎集合ね!』

「了解、じゃ。」


さてと、愉しい愉しいオシオキ活動再開?か―――。