海東ヨウクです。

 本日もツバサくんはお休みです。
 話をまとめるためのツバサくんなのに、最近は会話がゴチャゴチャしてきてますし、多様は禁物ってことなのかもしれませんね。

 でもまあ、そのうち出てきますよ。(笑)

 さて、僕のスマホのメモの中に『制作メモ』というタイトルのものがありまして。
 そこの上の方に現在趣味として行ってる(行うつもりの)制作活動を箇条書きにしてあるんです。

 こんなふうに↓

☆イラスト制作
☆音楽制作
☆小説執筆
☆プログラミング


 …………これ見て思いました。

 僕、ゲームクリエイターなのかな? って。

 これ、前にも思ったことはあります。全部ゲーム発進ですからね。
 ゲームに育ててもらった人間とも言えますよ。

 だからゲームの中のビジュアル的なものにも、音楽的なものにも、ストーリー性、更にはそもそも動く仕組み……と。
 興味を持つのは必然だったんじゃないかと思います。

 でも、普通……どれか1つに、多くても2つくらいに絞りますよね……。

 何で全部を趣味にしちゃってるんだろう……。


 まあ、それは良しとしましょう。
 それで上手いことやっていけるなら良いんですよ。

 でも目移りしちゃうし飽きちゃうしで……どれも浅〜い所で止まってるんです。

 学生時代からやってるのは、小説くらいですし。
 あとはどれもここ数年で始めたことだったりします。

 プログラミングは今となっては初歩的な……変数とかしか覚えてないですし。
 音楽制作は、数秒のショボイものしか作ったこと無いですし。

 絵についてはここ一年くらい本気で頑張ってきたので多少はマシになったと思いますが……。
 どうなんでしょうね。
 良くても『器用貧乏』になる予感しかしないです。

 成功するには、一つ一つを極めなくちゃいけない。
 けどちょくちょく挫けます。
 挫けたときに、乗り越えたいと思えるほどの熱量が残ってないことが多々あります。


 例えばプログラミングは……こうしたいなーって発想からコードを書くまでは楽しかったんです。
 でも、思ったようには動かなくて。

 3DS用のプチコンで作ってたんですけど、いやー難しい。
 一つ問題にぶつかると、それを解決するために新しい仕組みというかルールというか、組み込まなくちゃならないんですけど、それによって二つ問題が起きたりとか。

 僕、そういうの直せないんですよ。どこが悪くて想定外のことが起きてるのかわからなくなって。


 それなのに余計な欲が出てきてしまいまして。
 せっかくプログラミングするなら、他のデバイスでも配信出来るようなものにしたいなぁって。

 簡単なブラウザ用ゲームも作ったりしました。
 ブロック崩しのゲームなんですけど、Kis-My-Ft2の『JET!SET!!GO!!!』って曲をBGMとして流して、サビになったら急にボールが複数に分裂して、盛り上がりを演出するという。

 でもブロック崩しは結構トラウマですね。わけわからない事態が何回も発生して。
 特に、パドルの当たり判定が難しかったんですよ。
 上下からボールが当たると当たった角度に合わせて跳ね返すんですけど、横っちょに当たるとパドルの中をカクカクカクカクって、ジグザグに跳ねまくったり。(笑)

 あとなんか、救済措置として、下に落ちたボールが10分の1の確率で戻ってくるとかわけわからない仕様を入れたりするうちに自分の手には負えない状態になっちゃって。


 ……で、ある種失敗に終わってるくせに、ブラウザゲームで出来ることだけじゃヤダってことになりました。
 もっとRPGとかじっくり遊べるゲームが作りたいなって思いまして。
 ……ほんっと、理想だけはデカイんです。

 そこでUnityに手を付けたのが良くなかったですね。
 今まで学んだプログラミングと全然違うんですよ。
 もうわけがわからなくて。最初の画面からほとんど動かせずにポカーンとしてました。

 それと同時に、本格的なゲームを作るのに一人では時間が掛かりすぎる。ってことも知りました。
 仮に複数人のプロジェクトに参加するとしても、プログラマーとしては入りたくないなぁとも思いましたね。

 それから一気に冷めちゃいました。
 先へ先へと急いだ結果、何もわからなくなり、つまらなくなってしまった……という結末です。


 3DSやWiiUで配信されているプチコン3号というソフトでは、とてもシンプルなプログラミング言語……BASICをゲームプログラム用にカスタマイズした「SmileBASIC」を導入してあって。
 入門用のプログラミング言語ではありますが、一人で作るには充分な機能が入ってます。

 プログラミング言語ではオブジェクト指向とかいうわけわからん要素があるかないかでまた違った作り方になってきたりします。
 SmileBASICではやはり古くからあるBASICを基本としてるためオブジェクト指向は標準ではないです。ですが、擬似的にオブジェクト指向のプログラミングを行うことはできるみたいです。
 やり方をザッと見てみても、プログラミングをやめてから2年くらいは経っている僕にはサッパリですが。


 ちなみにBASICというプログラミング言語は、あんまり将来的に役立つことは無いらしいです。
 そんなん学ぶならもっと最近のものを学んだ方が数倍役に立つって言う人もたくさんいます。
 実際ゲームプログラミングでも、C#を始めとした様々なプログラミング言語を使っているそうですが、恐らくその中にBASICは含まれないかと思います。

 しかしこれさえ覚えとけばバッチリっていうプログラミング言語があるわけではなくて、実は時代や状況によって使う言語は変化します。どんどん新しいのが出てきてるそうなのです。
 なので大事なのは、どのプログラミング言語でも共通する"考え方"を学ぶことになってきます。

 そういう意味では正にSmileBASICという言語はプログラミングをわかりやすく楽しく学べるので、ゲームプログラミングをしたいと思ってる方の入門にはすごく適してると思います。


 なので僕もプチコンで楽しめばよかったんです。
 確かにイマドキの3Dなゲームなんてかなりのムチャをしないと作れません。
 ゲーム内でそれを動かせる仕組みを自分で組み込むことで実現はできるみたいですけど、処理性能……容量等が不足するんじゃないかなと。
 3DS版ではそんな印象でした。

 短めのゲームなら出来そうですね。
 ……まあ、超複雑な計算が必要でしょうから割に合わない量のコードを書かなきゃでしょうけど……。

 立体的な動きをするゲームを作るなら、やっぱりもっと違う開発ソフトを使ったほうが楽だと思います。
 開発ソフトではないですけど、ニンテンドースイッチのニンテンドーラボ(NINTENDO LABO)のソフト内にはToy-Conガレージという、自分で入力と出力を組み合わせてビジュアル的にゲーム作りができるみたいなので、それもオススメですね。

 一方プチコンでは平面的なゲームを作ることになります。
 そこさえ始めに理解しておけば、思ったものが出来ると思います。



 さて、そんなプチコンの新作……プチコン4が今月23日にNintendoSwitchで発売されます! 明後日ですよ!

 HD振動やモーションセンサーを始めとしたJoy-Conならではの動作もプログラミングに入れられちゃうそうです!
 ただし+と-ボタンはゲームには使えないので注意ですね。
 多分プログラムの停止とかそういう、ゲーム外での操作をサポートするためだと思います。

 終わらせる機能をつけなければ終われないですからね。オリジナルゲームは。
 バグることもたくさんあるので、プログラムを停止できることは重要なのです。


 今回そんなこんなを振り返ってみて改めて、久しぶりにプログラミングしてみたいなぁという思いが湧いてきました。

 あ、でも3DSだと2画面でタッチパネルが抵抗膜方式だったから入力しやすかったけど、Switchだとどうなんだろう……?
 性能的には10倍以上らしいですけど。
 WiiUではゲームパッドがありましたけど、Switchだと、どうやっても2画面にはならないですもんね……。



 さて、そんな感じでプログラミングに関しては、浅くはありますが一時期ハマっていたことなので少し専門的な言葉とか出てきて、わからない方にはチンプンカンプンな話だったと思います。
 そんなことを考えると謎の優越感がありますね。へっへん。

 でももう一つ、音楽制作に関してはハマったと言えるほどやれてないことなので、専門の知識はほぼ無い状態です。
 僕が言う音楽制作とは、いわゆるDAWと呼ばれる……デジタルな楽曲作りです。

 ピアノのメロディ、ドラムのリズム、ベースの音……とか基本的にはデジタル音源を組み合わせて楽曲を作ります。
 しかし僕は楽譜は読めないですし、ドラムのパターンとかも知らないです。
 しかも1、2年前まで、ベースって何? 何やってる人?って思ってました。


 小説ならば自分の思ったことを文章にする。
 絵ならばそれを絵にする。
 プログラミングならばそれを動き等などで表現する。

 この3つは最初からわかります。イメージしたものを表現するのは、クオリティの差こそありますが、難しくないです。


 例えば『キリン』をテーマとしたとき。
 文章で表現するとしたら、全体的に黄色く、茶色い斑点がある草食動物。
 首が長いのが特徴で、高いところの枝葉を食べるために長くなったという説が濃厚……。とか。

 絵で表現するなら、まあ描けば良いわけです。思うままのキリンを。

 プログラミングは、絵の派生ですね。そこに動きを加えたりして、より生物としての表現ができます。

 しかし、『キリン』の音楽と言われても……わからなくないですか?
 キリンを見ただけで音楽を作るのは厳しいと思うんです。
 キリンの居そうなサバンナ的な音楽を作るとしても、サバンナっぽい音楽の知識が必要ですし。

 多分、何より予備知識が必要な制作活動だと思います。
 色んな音を把握できないと。


 だけども、オリジナルのゲームを作るとしたら、プログラミングはもちろん、絵もストーリーも音楽も、全部オリジナルにしたいじゃないですか。

 ……と言ってもプチコンで音楽を作るとなると、別で打ち込みの知識が必要なのですけども……。

 プチコンの中だけに囚われず、可能性は持っときたいですね。
 目指すはゲームのどの作業にも関われるという謎の可能性を秘めた人物、海東ヨウクですよ。


 どれも知れば知るほど、市販のゲームの素晴らしさも深く感じることができますし。
 どれか一つの制作にこだわることなく、作っていってみたいと思います。

 二十年後くらいには、「アイツ自体がゲームだったなぁ……」ってつぶやかれることでしょうよ。

 もはや意味わかりませんけどね。
 それくらい、ゲームですね。ゲーム中心です。
 ゲームばっかり遊んでたことを馬鹿にしてきたやつらを見返してやる!!
 って感じですよ。

 eスポーツとは別の形でね。
 ゲームがあったからこそすごいところまで行けたよねって、パッと見でわかる感じの人間になりたい。

 カタカナで言うところの"ゲーム"ですけど、実質的には『遊び』ですね。
 遊びを追い求めていったら人が楽しく遊べるものを遊び感覚で作れるようになった……っていうのが理想です。


 考えてみると、昔からしみじみ思ってましたよ。
 ゲームのために人生費やしたいなぁって。

 もちろん子供の頃はゲームで遊んでたいって気持ちだけで思ってました。
 でも作りたいとか、制作に関わりたいって気持ちはどこかにあって。
 小学生の頃の放課後も、紙にステージの絵を描いて、別の紙にキャラを描いて切り抜いて、動かして遊んでたりもしましたし。
(誕生日にしかゲームを買ってもらえなかったから)

 今までも、小説を書きたい、絵を描きたいって何かをやりたいと思ったその根っこにはゲームが関わってたんだと思います。
 そう考えると、ゲームをやらない時期もあったけど、別に離れてたわけじゃないんだなぁと感じますね。

 ゲームを作りたいけど作れない。作る術を知らない。
 だから絵とか小説とか、要素の一つずつを取り出して夢中になって。


 本当ならその結果が今の自分になってるって言いたいんですけどね。(笑)
 今はまだ、ゲーム作ってないですから。

 いつか言いたいですね。なんだかんだで、今までやってきたことは全て今のゲーム作りに役立ってる……とか。ファミ通等のインタビューで。(笑)


 まあ、形はどうあれ、ゲームを構成してる要素に強い興味を抱いていることは事実です。
 20代半ばという年齢なので、かなり微妙ですけどね。
 0からだったらかなり厳しいと思います。
 でも、中途半端に経験があります。

 けどなぁ。全部の要素をちょっとずつつまんで学んでいくとなると、プロクオリティになるのはいったい何十年先のことなんだろう……。
 ホント、予想がつかないですよ。

 でも割と前からこう思ってました。
 『一つのことだけ極める人生ってつまらなくない?』って。

 一生を捧げるものは複数個あった方が面白いって思うんですよ。

 だってゲームは実際そうでしょう?

 画面にキャラが居て、それを動かせて、背景もあって、音楽も流れて、ゴールまでの障害物(ストーリー)があって。

 仮に背景が全く無かったら。音が全く無かったら。障害物が全く無かったら。
 どれを失っても魅力はグッと減るでしょう。


 なので僕はどれも深く知りたい、学びたいと思います。
 そして自分なりに制作(アウトプット)していきたいと思います。
 それが僕の制作活動なんでしょうね。

 どれかに飽きても、必ずどれかをやってますよ。
 最悪、全部に嫌気が差しても、ゲームは遊んでるでしょうね。(笑)



 そんなお話でした。


 ではまた次回!