どうも、海東ヨウクです。
前回に引き続き、今回もQ&A方式で行きます。
Q:今回は主に漫画制作についてお話するそうですね?
A:このブログは、ゲーム実況者の海東ヨウクではなく、色んな活動を行う人間…海東ヨウクのブログですので、ゲーム実況以外の話もしますよ。
Q:今まで、小説、イラスト等公開されてますが、ハッキリ言ってしまうと、なかなか長期間の活動を続けられているようには見えないのですが……?
A:その通りです。反省しなくちゃいけませんね。
ただ、これに関しては言葉で誓っても意味はなくて…行動がもたらしてしまったことには、行動で改善して見せなくちゃいけないと思います。
もちろん今後、長く続けていけるように頑張りたいと思ってます。
でもそれは、結果として長くなるように。
長く続ければ力の注ぎ方はどうでもいいなんてことにならないように、気をつけなくてはいけませんね。
Q:"結果として長くなるように"ですか。ゲーム実況活動はそれに当てはまっているように見受けられます。
A:そうですね。ゲーム実況は正に結果として4年以上続いています。
しかし正直言うと、それとは目指す所は違います。
Q:その違いとはどの部分ですか?
A:ゲーム実況は、自分のペースでゲームを楽しめますから、続けること自体は全く難しいことじゃないんです。
極端な話、月に1個投稿したとしても、4年続けたら4周年ですからね。
でも、漫画制作はそもそも職業としてこなせるようにと目指しているものです。
更に言うと、将来なりたい職業ではなく、これからなっていく……現実的な目標としてもっているものです。
そうなると、相応に情熱を注ぎ……限られた期間の中で制作していく必要があります。
少しわかりやすくすると、ゲーム実況は趣味で、漫画制作は仕事と表す事ができ……
【趣味】 【仕事】
[時間] 自由 限定
[情熱] 自由 必須
となります。
Q:仕事とは労働に見合った給料をいただくものですから、守らなくてはいけないものが多々ありますね。
しかしそもそも、なぜ漫画家を目指そうと思ったのですか?
A:何かキッカケがあって急にっていう感じではないですね。
漫画を読み始めたのも、中学生になってからですし……。
遊びとして絵を描いてたこともありますが、漫画という形式に関しては、最近までコマを分けたことも無かったくらいです。
しかし物語に関して言うと、高校生の時から小説を描いていたこともあり、去年の後半になってふと漫画を描いてみようって思いました。
となるともしかしたら、小説で伝えられなかったことも、マンガなら伝えられるかもしれないって思ったことがキッカケなのかもしれません。
Q:小説に関しては時々ブログや小説投稿サイトで公開していましたよね。
A:良い結果は出ませんでしたけどね。(笑)
小説では、自分の下手さを呪っても仕方ないんです。努力の仕方も、その変化もわからないですから、ウケなかったからと言って自分一人では反省もできないんです。
しかし絵なら、上達具合もパッと見でわかります。
加えて、文章を読み進めてもらえないと自分の思う"良い場面"にも出会してもらえない小説と比べて、マンガなら最悪流し見でも見てもらえると思いました。
もともと、自分の書いた"物語"を読んでほしいって気持ちが強かったので、自分の中で小説か漫画しかないな……って、ここ数年は考えていました。
Q:では、具体的な活動の内容に関する話へ踏み込んでいきたいと思います。
現在はどういった制作を行っていますか?
A:今は虹色星物語(読み:レインボースターストーリー)という漫画の続きを描いています。
1話目が今年のはじめの方に投稿していますが、そこから約半年掛かって、2話目が先日、完成しました!
Q:半年……ですか。これまたハッキリ言って、職業にするにはかなり難しいくらいスローペースですね。
A:我ながらこれは酷いと思います。1話目を読んでくださり、少しでも2話目を楽しみにしてくださった方には本当に申し訳ないです。
Q:制作自体に時間がかかったのでしょうか?
A:それはもちろん、理由の一つとしてあります。
しかしそれでも3か月あれば、完成したと思います。
Q:一人での制作とはいえ……1話で3か月ですか?
A:実は2話目では全ページフルカラーで制作しまして……。恐ろしく時間が掛りました。
Q:なるほど。その辺のお話も後ほど伺うことにしましょう。
では残りの3か月はどうして経過してしまったのでしょう?
A:今まで通り、また僕は迷ってしまいました。
1話目の投稿後、早速2話目に取り掛かったのは良いんですけど、小説を描いていた経験から、『漫画って、物語を表現する手段としては出来上がりまでかなり時間がかかるよなぁ』と感じてしまいました。
小説で十分程度で書けるシーンも、漫画では数ページになり、完成まで合計数十時間掛かるのです。
これは僕の制作速度が遅いのも原因の一つですが、それが縮まったとしても小説と比べると圧倒的な差があります。
これは客観的な根拠がありまして……ライトノベルをコミカライズしたものを、原作とそれぞれ見比べてみるとわかります。
一冊での物語の進み具合が明らかに違います。
文庫本一巻は、漫画の単行本数巻分です。
Q:小説ベースで考えると、漫画の制作はとんでもなくスローに感じるということなのですね。
それは確かにもどかしい気持ちになりそうです。
A:漫画はその制作の都合上、内容をわかった上で見栄えを綺麗にしていくことになります。
もっと具体的に言うと、ネーム完成段階でその回の話は完成しちゃっているんです。
けれどもそこから、下書きを描き、線画を描き、塗っていくという……本格的な作業が始まります。
なので、小説と比較したら、もう本当に地獄でした。
もともと、好奇心に任せて行動する人間なので、結果のわかってる物語にひたすら時間なんて費やしたくないんです。
その結果、嫌になり……やっぱり小説で行こうとか、イラスト単体なら割と面白いからイラストレーターになろうとか、時には絵本スタイルで行こうとか、考えましたね。
A:絵本という発想まで出ていたんですね。
Q:小説が、自身が物語を描く中でベストだと思い直したのですけど、そのままではビジュアル的な魅力が無くて、やはり読んでもらえないことが不安だったので、だったら毎ページイラストもつけたらどうだ……? と。
実際、インターネットで調べて、そのルールとかを知ることができたのですけど、レイアウトに正しいものは無くて。
結果的には文字と絵のバランスを考えるのが嫌でやめたのですけど。
それ以前に、どう出版するのかと。
しかも児童向けでは無い作品を。
Q:やはり、現実的に考えると難しい点は出てくるものなのですね。
しかしそれを乗り越えなくては、先へは進めないのでは?
A:そう。結局何を選んでも大変なことに変わりは無いんです。
なのにいつの間にか、自分が読者となったときに、求めてない方向の制作物に向かっていたんです。
しかしすぐに漫画制作へは戻れませんでした。
Q:絵本にたどり着き、それが自分の求めるものではないと気づいた……。そうなると、1番求めるものへと戻りそうなものですが……?
A:イラスト一本で行くという考えがまだ頭に残っていて。
これに関してはかなり最近まで悩んでいました。
具体的な仕事の仕方も調べましたし、今後目指すものとしてほぼ確定……くらいまで行ったんですよ。
Q:事前情報が無いと、若干唐突のように感じる展開ですね。(笑)
A:イラストは、今までもちょくちょく描いていました。
物語を描くことを第一と考えて職業を小説家か漫画家で迷っている中、一枚のイラストでも魅了されることはあるんだなぁと、心を奪われた時期がありまして。
ああ……自分もこれくらいすごい絵を描きたいなぁ……と、良い絵を見るたびに今でもウズウズしてしまいます。
Q:ときめいていたのですね。
しかし、それでもまた漫画の方へ方向転換したのは何故ですか?
A:イラストを仕事にするためにはどうしたらいいのかを調べていく内に、知りました。
イラストって、場合によっては著作権を渡す必要もあるらしいんです。
そういう依頼の場合、自分が描いたって言えないんですよ。
それに、一度生み出したキャラクターを、その制作者側で自由に活躍させてあげられないのが寂しくて。
それぞれ性格も違うし、色んな表情や動き、生活の仕方とかも一人一人想像するわけですよ。
そうなると多分、次の仕事の時とか、めっちゃ引きずると思うんです。(笑)
まあ、単純に……依頼を受けてもその都度新しいキャラクターを生み出せる自信がないっていうのもありますけどね。
Q:絵さえ描いていればいいという甘え考えで足を踏み入れようとしたら、ツライ現実が先に見えたのですね。
A:こうなるともうホント、全部ツライですよ。
でも、それぞれツライということがわかったことで、ハードルの高さが横一直線に整った感じがありました。
そうなると当然、僕的に読む楽しみが1番である漫画に戻ってくるわけです。
Q:そういった葛藤を3か月間繰り広げていたのですね。
漫画に関しては具体的な展開を考えていたりするのでしょうか?
A:昔は漫画家への道といえば出版社への持ち込みが一般的だったと思います。
けど、僕はぶっちゃけ無理です。そんな勇気は無いです。
もちろん、そんなこともできないやつが本気で漫画家になるなんて、おかしな話だと思います。
ですが、漫画家に必要なのは作品への情熱とか、技術とか……制作関係のアレだと思いますし。
人に立ち向かう勇気は、絶対必要ってわけじゃないと思いますからね! うん!
さすがに、いざとなったらスイッチを入れて頑張れるには頑張れますけども……。
Q:なんだか途中から言い訳っぽくなってますね。
A:まあ、言い訳っぽくもなります。
そもそも、持っていけないんですから……。
子供の頃から目指していた夢じゃないので正当な道を進んでこなかった僕は、アナログでマンガを描く方法を知りません。
なので、全てデジタルです。
その制作環境の時点で、意識はデジタルな方向にあります。
昔には無かった、マンガの販売形式……
『電子書籍』です。
最初から電子的に売るつもりなので、持ち込みとか考えたことありません。
Q:電子書籍ですか。今の時代ならではの選択肢ですが、やはり簡単な話では無いように思えます。
A:電子書籍の場合、今やノーコストで自己出版も出来てしまうんですよ。
なのでどんなに下手でも、オリジナルの作品で、他人が見たときによっぽど問題があるものでない限り、誰でも販売は可能のはずです。
でも、だからこそ、見られる作品数は膨大です。
恐らく……今の僕が一年かけて一巻販売したところで、売れて1冊、2冊程度だと思います。
1冊100円として、そのうちの50%が印税として入ってくるとしたら、年収が100円です。
えっ……年収100円?
Q:かなり強烈な想定ですね。しかしハッキリとは否定できませんね。
A:オリジナルの作品で無いとはいえ、無料で視聴できるYouTubeでの動画再生数ですら、最近は一桁ですからね……それを踏まえての現実的な計算です。
多分、1冊は僕の友人が気を遣って買ってくれます。
Q:では、今後どのようにして漫画制作で生きていくのでしょうか?
A:とりあえず今のまま、コンビニでアルバイトをしつつ……漫画を描いていきます。
8月はぼくなつの実況で時間が削れまくったのですが、それは言い訳にならないな、と先日感じました。
忙しくても、漫画を描いていきたいですね。
暇な時間だらけだと、カッコつかないですし。
先程言ったように、ネット上にたくさんの作品が公開されている中にやがて僕が描いた漫画が紛れ込むことになります。
それを買ってもらうためには、僕自身を知ってもらうしかありません。
しかし、ネット上で……ですから。
今、このブログもネット上にあります。
それは、僕がゲーム実況をしているから、です。
ゲーム実況者であるからこそ、直接的に漫画を描いて公開するのではなく、4年間活動してきた海東ヨウクとして、公開できるんです。
つまり、繋がってるんです。
ゲーム実況は、ゲーム会社の人達の血と汗と涙の結晶とも言える制作物を扱ったプレイ動画です。
日々、ゲームの楽しみ方の一例として皆さんにお届けしていますが、それをキッカケに出会った方達に、自分にしかできないプレゼント……みたいなものができたらと思います。
……生活が掛かってるので、お金は頂きますけどね……。
Q:そこの割り切りは大事だと思います。
世の中お金が全てではありませんが、お金があることで出来ることは広がり、不幸な目にあった人も助けられたりします。
もし将来的に金銭面での余裕ができたときには、是非とも、良いことに使って頂きたいと思います。
A:えっと、余裕ができたら、そうしたいですね。
まだ親のスネをかじりまくって生きてますから、逆に親孝行できるようになってから、それから、考えていこうと思います。
Q:では将来のことは置いておいて、近い未来のお話をお聞かせください。
A:近い未来というと、今年の残り数ヶ月に関してですね。
虹色星物語の第2話を今月、そのあとあまり空けずに3話目を投稿したいと思っています。
やはり今後は投稿を早めていきたいんですよね。
今日の話にあった電子書籍の有料販売に関しては、今年中は行なえません。
巻単位での販売となると、数話収録となりますので……。
具体的な構想はまた後ほどですね。
とはいえ、Pixivでは何より投稿ペースを上げることを意識し、電子書籍ではクオリティアップを目指します。
Q:ちなみに、何故2話目はフルカラーで制作を始めたんですか?
A:ここでその話に戻るんですね。(笑)
一度イラスト制作に集中してた時期に、「1枚絵はスマホの壁紙にできるから良いよなぁっ」て思って……だったら一コマ一コマ、壁紙にしても良いようなマンガにしようってことでカラーにすることにしました。
しかし1枚絵並に力を注ぐと、1ページに1週間とか掛かってしまうことに気づいたので、そこはある程度割り切ってます。
完成したものを見ると、フルカラーとはいえ画力は底が知れてるので、あんまり魅力的では無いですね。
加えて……カラーだと塗らない部分が出ると、ものすごく違和感があるので、時間を短縮することも難しいんです。
逆に、モノクロでもハッとするような絵は世の中にたくさんあるので、今後しばらくは漫画はモノクロで頑張りたいと思います。
Q:ということで、今後の展開に期待したいと思います。
最後にお知らせしたいことはありますか?
A:先程からチラチラ話に出ている、自作漫画『虹色星物語(レインボースターストーリー)』第2話ですが……
9月11日にPixivにて公開しますので、お読み頂けたらありがたいです。
投稿日にはツイッターでお知らせします。
では、長くなりましたけど、この辺で。
また次回お会いしましょう!