こんばんはー!

 

名探偵コナンの最新話を読みました!感想を書きたいと思います!

いよいよ、今シリーズの解決編ですね!

組織がらみの話はやっぱり面白いです!

 

 

ネタバレになりますので、アニメや単行本でコナンを楽しみたい方は注意してください。

サンデーを読んでから見に来ていただければと思います!

 

それでは、よろしくお願いします!!!

 

 

 

【ネタバレ注意】

 

『名探偵コナン FILE 1066 RUM』

 

シリーズ6話目に当たる解決編になります。

 

扉絵は沖矢昴とコナン君でした。

 

 

・簡単なあらすじ

前話のラストでキャンティにライフルで背中を撃たれたキャメルは、口から吐血し海に落ちてしまいました。

 

海に落ちたキャメルをジンは手榴弾を使って確実に始末しようとします。

水中で手榴弾を爆発させて、キャメルの内臓を圧力波で押しつぶして、確実に息の根を止めようというのです。(恐ろしいですね…)

 

その後、遺体を回収して、コルンに顔を確認させるつもりのようでした。

 

しかし、そう上手くはいきません。

 

サウスポーのジンは手榴弾を海に向かって投じましたが、1334.2ヤード離れた位置でライフルを構える沖矢昴の姿の赤井秀一に妨害されてしまいます。

 

ライフル弾によって軌道を変えられた手榴弾は空中で爆発してしまいます。

 

さらに赤井は、正確な狙撃で組織のメンバーを威嚇しました。

するとそこへ消防艇が到着します。

 

ジンは、海に潜ってでもキャメルの遺体を回収したかったようでしたが、引き上げざるを得なくなりました。

 

そして、クルーザーで撤退する組織のメンバーの会話の場面。

なんと、ベルモットはキャメルの顔写真を持っていて、ジンはその写真をコルンに見せて問い詰めました。

「どこで会った!?」と。

 

コルンは、2年前にRUMから送られてきた写真で見た顔だと答えました。

 

そこへ、RUMの声が聞こえます。

 

RUMは、キャメルを殺害できたことは評価できるが、できれば生け捕りにしてほしかったっと、ジンたち組織のメンバーに言います。

RUMは車で移動中のようですが、顔はいわゆる黒タイツ状態でここではわかりません。

 

場面は移って工藤邸へ、FBI捜査官アンドレ・キャメルは犠牲になったのかと思いきや、工藤有希子に髪を切ってもらっていました。

 

キャメルは生きていたのです。(良かったよ…)

 

前回、赤井はキャメルに島の観光案内所にコピー機はあったかと聞いていました。

キャメルはコピー用紙を防弾チョッキ代わりにしていたのです。

(インクが使われていると思ったのですが、使ってませんでしたか…さすが青山先生…)

 

キャンティに撃たれたときに飛び散ったのは血ではなく、血ノリだったのです。

血ノリはハンチング帽に仕込んであったものを2つに分けて背中と胸に貼り付けていたようです。

 

赤井は、キャンティがキャメルの背中を撃ったのと同じタイミングで、キャメルの胸をライフルで撃って、血ノリが噴き出る仕掛けを発動させたのです。

 

キャメルは胸に目印となるペンライト貼り付けていたため、狙いやすかったと赤井は言います。

(赤井さんってやっぱり最強!)

 

口からの吐血は、コピー用紙越しで貫通はされなかったとはいえ、背中を強打されたからだとキャメル本人が語っています。

 

こうして、組織を撤退させて、キャメルの命を救うというコナンと赤井、『2発のシルバーブレッド』の作戦が成功しました。(工藤優作さんも高く評価していました)

 

最終的に、FBI側は7人の捜査官が殺害され、マーク捜査官も重傷を負わされ、収穫はなしとジェームズ・ブラックが総括します。

 

しかしは、キャメルは海猿島のカフェでウォッカがRUMについて話していたことを赤井らに伝えます。

 

「ラムは顔を変えてふざけた名前を名乗っている」と。

 

再び場面が変わって、車に乗っている老人の回想シーンが入ります。

 

その老人は、「ここは危ないからいちゃいけない」と物陰から現れるスーツ姿のアンドレ・キャメルとライというコードネームを与えられた諸星大(赤井秀一)のことを思い出していた。それは2年前のこと。

 

老人の左目には瞳がありません。

老人は、外国人風のドライバーに送られ、目的地に到着しました。

 

かつらをかぶり、髭と歯をつけ、最後に左目を眼帯で隠します。

 

老人は車から降りて、毛利探偵事務所を隠していな方の目で見上げ、何かを考えている様子。

 

その後、その老人、脇田兼則は普段通りの面持ちで、仕事場に顔を出すのでした。

 

「へい大将!仕込み手伝いやすぜ!!」

 

 

 

・感想、考察

ここからは、私が最新話、そして今シリーズを読んで感じたことを述べていきたいと思います。

 

まず、赤井さんの狙撃が異次元的すぎて興奮しました!

以前、700ヤード離れた場所からの正確な狙撃を披露していましたが、今シリーズで見せた赤井さんの実力は私の想像を遥かに上回っていました。

今シリーズの赤井さんは、1334.2ヤード離れた場所から、キャンティが放ったライフル弾がキャメルの背中に当たるのと同じタイミングで、キャメルの胸の血ノリが噴き出る仕掛けを狙い撃ちしたのです。

 

また、ジンの左腕から放たれた渾身の投弾を、ものの見事にはじき、手榴弾を空中で爆発させたのです。

赤井さんってやっぱり最強ですね!

 

ちなみに、700ヤードはメートルに換算すると640メートルくらいらしいです。

となると、1334.2ヤードはその倍くらいの距離はあるので1200メートルくらいでしょうか。

赤井さん、まだ余裕ありそうですよね?

組織との最終決戦や来年の映画では何ヤード離れた場所からの狙撃が見られるのか、今からとても楽しみです!

 

また、キール(水無怜奈)のバイクの後ろに乗りながら標的の肩を狙い撃ちしたシーンもすごくかっこよかったです。

今回のシリーズではスパイとして組織に潜入していることがバレなくてよかったですね。

コルンはキャメルの顔を前から知っていただけのようですし、前回でキャメルを撃たなかったことをジンが咎めることもなかったので本当によかったです。

 

そして、最新話ではジンの仲間思いな一面も見られました。

赤井に桟橋で威嚇されてたシーンで、組織の仲間に「伏せろ!!」と叫ぶシーンがありました。

このとき口を開けていたのはジンだけなので、ジンの台詞だと思います。

ジンが推理力、判断力が非常に優れたリーダーであることが、今シリーズを通じてわかりました。

 

次に、キャメルについて。

今回のシリーズは彼の物語と言っていいかもしれませんね。

キャメルの身体能力というか、生命力のようなものが非常に高いことが見てとれましたね。

肩を撃たれても、防弾の備えがあったとはいえ背中をライフル弾で撃たれても工藤邸ではピンピンしているように見えました。

2回海にも落ちているんですけどね…。

すごいフィジカルです。

 

彼のドライブテクニックと身体的なタフさはFBIにとっても大きな戦力ですから、無事で本当によかったですね。

赤井さんが目をかけるだけの才能と人格がある男、それがアンドレ・キャメルです!

 

そのキャメルの優れた人格が仇となったのが、現在のコナンの時間軸から遡って2年前の出来事です。

当時、ライとして組織に潜入していた赤井さんは組織の中で上手く立ち回り、ジンとの仕事にこぎつけました。

ジンとの待ち合わせ場所に張り込んでいたFBI捜査官の一人にキャメルがいたのです。

 

赤井が待ち続けてもジンが一向に現れず、代わりに一人の老人が現れ、待ち合わせ場所に座り込んでしまいました。

赤井はこの老人を無視していましたが、キャメルは「ここは危ないからいちゃいけない」と、老人に声をかけてしまったのです。

この老人は組織の人間で、ライ(赤井秀一)がFBIだということがバレてしまい、赤井の組織への潜入捜査が終了してしまいました。

 

また、これが原因で、赤井の恋人で灰原哀の姉である宮野明美が殺害されてしまったと、キャメルは責任を感じています。

今後も、キャメルの活躍には大いに期待したいところですね!

 

さて、最新話で上記のジンと赤井の待ち合わせ場所に現れた老人が誰だったのかがわかりました。

現在、脇田兼則と名乗っている男です。

 

彼は、組織のメンバーにRUMと呼ばれ、ジンたちに指示を出していたようです。

あの車内から指示を出していたのか、それとも別の場所から指示を出していたのかはわかりませんが。

 

どちらにしても、工藤優作以上の頭脳の持ち主が脇田兼則(RUM)ということです。

 

脇田と名乗る男は、まだコナンを標的にはしていないと、個人的には感じていました。

雪山の山荘事件でも、安室透がコナンを守っているともとれるような態度で、脇田がコナンに興味をもつのを防いでいたようにも思います。

しかし、脇田が最新話のラストで毛利探偵事務所を見つめて何を思ったのか、標的をコナンに定めたのか、非常に気になります。

 

個人的には、若狭留美がRUMだと思っていたので、脇田の現在の姿が変装で、性格も『NARUTO』のうちはオビト並の演技だったということに恐怖すら覚えました…。

(夜中にアプリで読んでいて震え上がりました)

 

また、脇田と名乗る男と、2年前の老人が同一人物だということにも衝撃を受けました。

そんな人物が、コナンのすぐ近くにいるのですから、今後どうなっていくのか目が離せませんね。

 

次回のコナン最新話も、考察、感想を書いていきたいと思います。

単行本も100巻が近づいてきていますし、物語は終点に向けて加速すると予想しています。

 

RUMの謎が明かされてきているとはいえ、まだコナンと組織、特にジンとの交戦はこれからという印象を受けました。

 

ジンはまたしても、コナン、赤井のコンビに欺かれてしまいました。

ある意味では、2人はRUMをも欺いたといえるでしょう。

RUMはキャメルは死んだと思っていますから。

 

RUM候補だった若狭と黒田、安室透も次のシリーズでは登場してほしいですね。

本当のクライマックスまで、まったく目が離せませんね!

 

個人的に思うのは、「ラムは顔を変えてふざけた名前を名乗っている」というキャメルの台詞です。

「RUM」ではなく、「ラム」と表記されました。

今回のシリーズで、「ラム」という表記が出てきたのはキャメルのこの台詞だけでした。

(私の記憶が正しければ…)

これが何を意味するのか、意味などないのか、気になるところです…。

 

また、脇田と名乗る男(RUM)が若狭留美を「頓智が効いている」と評した意味は何なのか、謎はまだまだたくさんあります。

 

 

 

それでは、見てくれた方ありがとうございました!

コナンはやっぱり最高に面白いですね!

 

 

 

《名探偵コナン  Best Word Selection 》

№6 工藤新一

「わけなんているのかよ?人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが…人が人を助ける理由に…論理的な思考は存在しねーだろ?」

※名探偵コナン 少年サンデーコミックス 35巻