お花見 | 膵臓がんサバイバー3年目 家族のブログ

膵臓がんサバイバー3年目 家族のブログ

2022年5月、50代の夫が膵臓がん(肝転移有 ステージⅣ)の告知を受けました。
フォルフィリノックス治療が奏功し、2023年7月、ステージⅣからのコンバージョン手術。
現在、抗がん剤治療S‐1を継続中です。

汗ばむほど気温が上がった、薄曇りの1日。

 

桜の名所城跡の二の丸に、家族で登りました。

一段が4~50㎝はあろうかと思われる石の階段を上がる度、膝がプルプルしました。

 

桜は満開。驚くほどの美しさ。見ごたえ十分。

市内を見下ろす二の丸から、桜越しに街を眺めながら、お弁当を食べました。

周りの花見客達もみんな笑顔で、楽しそう。

なんだかいいな、こういう雰囲気、ほんわりした気持ちになりました。

 

 

続いて、古代エジプト展を観覧しました。

日曜日だから混雑を予想していましたが、皆さん、桜見の方へ向かったのか、意外と空いていました。

 

私は古代エジプト人の死生観に興味がありました。

〈死後、もう一度「再生」する〉

そのために、肉体をミイラに加工する。

内臓を抜いて、肉体を乾燥させて、、、装飾を施した棺に納めて、、、どうも、今の私にはしっくりこないです。。。

 

〈山のかなたにいるらしい〉

〈雲の上から見ていてくれる〉

〈目には見えないけれど、いつも傍にいてくれる〉

そういった、日本的な考え方の方が、私には肌に合う気がしました。

「現時点では」というところではありますが。