地元の駅前にある小さな美容室のオッチャンが
亡くなった。

気さくな優しいオッチャンだった。



出会いは24年前
俺が中1の頃だった。


ある日金髪にして学校へ行くと
こっぴどく怒られ
明日坊主にして来いと。

その日の放課後に床屋へ行くと
月曜日だからどこの床屋も定休日。


仕方なくたまたま目に入った
美容室に行って

すみません、坊主出来ますか?

って行ったのがオッチャンの美容室だった。


それをキッカケにその美容室に通う事になり
俺の友達、後輩も皆んな通うようになり

地元の不良少年は皆んな通う美容室になった!



ホント気さくで、いつもニコニコ、ヘラヘラして
俺達の目線で話してくれて
地元のお兄さん的存在だったのかな?


尾崎豊のビデオ貸してくれたり!



18歳位から地元出てからは
通わなくなり

ここ最近も地元帰った時も
オッチャンの事を毎回思い出していて

顔出そうといつも思っていたんだけど


もっとBIGになってビックリさせたいから
今回は我慢しよう


と思い、いつも先延ばしにしていた。


あの学校で怒られて坊主にしにきたガキが
こんなになったのか
とビックリさせたかった。

俺の成長がオッチャンも嬉しいと
思ってた。



まさかこんな急に
54歳で亡くなるなんて。


もったいぶらないで
地元帰る度に顔出してりゃよかった。


後悔しかない。



当時のオッチャンの顔、仕草
全て鮮明に覚えてる。


楽しい青春時代に出会えて本当によかった。



あと50年位待ってて下さいねー!