10代の頃はホントいい加減な性格で

まぁ、今もなんだけど
意外と真面目なんだけどー

高校もすぐに辞めてしまって
16歳からバイトしまくってたのよ

掛け持ちもしまくって
すぐに辞めたりしてたから
もうやった仕事は数えきれないんだけど

ベースはガソリンスタンドだったんだ

ガソリンスタンドしながら
別で色々な仕事をしまくってた


そのガソリンスタンドも途中でバックレて

1ヶ月位してから
スタンドに電話して
アルバイト募集してますか?

って聞いて
面接の段取りして

翌日面接に行く


すると店長に
お前かぁーっっ

ってビックリされたり!


それを2回位やったね。


バックレて、また正々堂々と面接に行く!
粋だねぇ!

憎めないねぇ!


で、17歳の時にホストに興味を持ち
歌舞伎町に面接に行った!


地元とは比べ物にならない街の凄さに
ビクビクして歩いてた

結局17歳はダメと言われ
だったら最初から電話で言えやっ
って思ったんだけど
当時ホストのお兄様方はとても怖く見えて
言えずに、始発まで満喫で過ごし地元へ
戻った。


それから地元で居酒屋の厨房で料理をしていたんだけど


そこにお客さんで隣町のホストクラブの副店長
とゆうオジサンが来たんだよね。

興味があったらおいで
と言われ

もう18歳になっていたので
数日後、電話して行ったよね!

そこから長いホスト人生が始まったんだ。


最初なんか立ちっぱなしで
ボーイばかりやらされて

席に着いても会話にも入れてもらえず

本当に、見て覚えろの世界。

まず、これ無駄ね!
仕事なのに教えないって何よって話!

今思えばだけどね!
当時はそれが当たり前だと思ってたし。


で、実際俺はお酒が飲めなかった。
じゃあ何でホストやねんって話なんだけど
まぁ、それは置いといて…

当時はハウスボトルで
テーブルに焼酎とブランデーが置いてあった

まだバブルの名残りが少しあったから
ホストもお客さんも
まぁーカッコつけてブランデー飲むわけよ

で、喋れない、仕事出来ない俺は
靴脱がされて、自分の靴にブランデー入れられて
それを飲まされたり。

でも一回飲んで仕事終わるまで潰れて寝てるから
楽なんだけど

途中で目覚めても、まだ潰れたフリしてるし。

当時の店は線路沿いだったんだけど

スーツもシャツもパンツも先輩に脱がされて
窓から線路に捨てられて

全裸で取りに行き
電車に轢かれそうになったり

これブログだから盛ってるとか無しに

本当に轢かれそうになってるからね!


そんなこんなで
自分より先に入った奴や
同期や後輩もどんどん辞めていって

長い間、俺が1番下っ端だったんだよね!


でも段々と先輩達には認められてって
結局は毎日楽しく仕事は出来てたんだけど

しょっちゅうヤクザばかり来てたし

でもその頃から嫌な事ほど率先してやるって
思ってたから
ヤクザ来ても、真っ先に席着いて
最後までずっといたしね

飲めって言われれば何回ゲロ吐いたって飲むし

ホント何でもやってたよ!
NOって言った事は一度も無かった。

NOがカッコ悪いとも思ってたし。

でもバブルの名残りがあったから
言われた事やったら必ずチップ貰えたんだよね

チップって言っても1000〜2000円とかじゃないから

数万円は貰ってたよ。

でもまだまだ稼げないから
19時から1時まで
クラブのボーイして
2時から7時までホストしてたんだ

またそのクラブもヤクザの溜まり場で…

色々大変でした…

どっかの社長さんに気に入られて
ゴルフ連れてってもらったり

フルーツ盛りの作り方教わったり

ちなみに本城海斗の本城は

そこのクラブに来ていた
歌がメチャ上手くて、優しくて
威張らなくて、遊び方がカッコいい
本城さんってヤクザの方の名前を
勝手に憧れて使ってるんだ

で、ホストクラブに戻るんだけど


当時の店長が35歳位だったのかな?

10代の自分にはかなりオジサンに見えたけど
そん時の年齢、もう超えちゃってるしね…


その店長から頂いたデュポンのライターが
今でも宝物なんだ。

後輩に上げた物とかも沢山あるけど
なんかこれだけは凄く思い入れがあって
絶対に手放せない

これを貰って、やっとホストと認められた
感じがしたのかな。

ホストクラブにいるからホストって訳じゃないしね。


そっから数年経って
その店長と好きな先輩が辞めた時に
自分も辞めようと思ったんだけど

店から止められて
確かにエースの俺まで辞めたら
お店ヤバイからね

だからもう少し頑張るから
そしたら東京行くって約束したんだ。

今はその店があった場所はコメダ珈琲店に
なってるんだけど

地元の方に行った時はそこで
コーヒー飲んでるんだ

初心に返っても、懐かしがっても
別に何も変わらないんだけど
20年位前なのに本当に昨日の事の様に鮮明に
覚えてる

そこから始まってるからね。

すっげー色々な人から愛情注がれて
可愛がってもらって
今までやってこれたし

フォークとナイフの使い方教わったり
ゴルフ教わったり
ウェイクボード教わったり


当時一緒に働いてた先輩、後輩で水商売
に残ってる人は1人もいなくて

俺だけなんだけど

最初に居酒屋で声掛けてくれた副店長も
まさかあの小僧が今でも続けてるとは
思ってもないだろうね!


まぁ、文章にしたら書ききれないし
まだまだ東京編もあるから長いんだけど

水商売デビューはこんな感じでした。


アディオス