◆◆1/10(木)JICA研究所公開セミナーのお知らせ◆◆ | 明智カイトのblog『未来へ向かって一直線!!』

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「共生社会」と「国際連帯」への取り組みについて日々の想いを綴っています。私たちの未来はまだ決まっていません。新しい可能性を信じて「みんなが生きていける仕組み作り」について考えていきたいと思っています。

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◆◆JICA研究所公開セミナー◆◆

Conditional Cash Transfers (CCT)は女性のエンパワーメントに貢献するのか?
-『ボルサファミリアプログラム(ブラジル)』の事例から-

日時:1月10日(木)16:00-17:30
場所:JICA研究所 6F 600会議室(東京都新宿区市谷本村町)
講師:ミナスジェライス連邦大学社会学科 ガルシア優美准教授

JICA研究所では、2012年9月10日に世界銀行リードエコノミストを招き、開発途上国における「条件付現金給付(CCT)」の貧困削減効果についてセミナーを開催しました。今回のセミナーでは、ブラジル・ミナスジェライス連邦大学よりガルシア准教授*を迎え、CCTの成功事例の一つと名高いブラジル政府によるCCTプログラム「ボルサファミリア」を事例に、CCTの女性のエンパワーメント効果について議論します。
ボルサファミリアは、一般的なCCTプログラムと同様に、貧困世帯を抽出し、人的資本の形成を条件(子供の通学、産前産後健診等)に、現金給付を行います。条件と現金給付により、世代間の貧困の伝承(慢性的貧困)を防ぐ事がこうした制度設計の目的の一つとなっています。CCTプログラムは、現金給付・条件付与の対象を女性とするなど、何らかの形でジェンダーに配慮した仕組みを組み込んでいる場合が多々あります。こうした事情から、「CCTプログラムの受益者の大多数が女性であり、それ故、CCTプログラムは女性のエンパワーメントに貢献している」との論調が広く普及しています。はたしてこれは本当でしょうか。
2010年から2011年までにサンパウロ市の貧困地帯で行われたフィールドワークを元に、ボルサファミリアの女性のエンパワーメント効果について検証します。

* サンパウロ大学(修士課程)、パリ第8大学(博士課程)を修了後、サンパウロ市に所在する都市研究センター(Centro de Estudos da Metropole)を経て、現職。専門分野は、ジェンダー・人種・家族・社会政策等。

使用言語:日本語
参加費:無料
定員:60名
参加申込:下記リンクよりお申し込みください
http://jica-ri.jica.go.jp/ja/announce/seminar.html

申込締切:1月9日 ※定員に達し次第締め切りとさせていただきます