Mダックス♂カイト享年19歳


15歳のときにお世話になった
動物病院の先生に会いに行ってきました。

家庭の事情でカイトを連れて家を出て、
二人暮らしをしたときのこと。

大山商店街でランチをし、
ドッグフードをもらいに夕方病院へ。
スリングに入っていたカイトを見て、
先生が
「カイトくん、どうしたの?元気ないね」
ニコ眠いだけだと思います。
「そう?なんかいつもと違うよ
目がうつろだよ。」


これが悲劇の始まりでした。

その夜、後ろ足がおぼつかなくなり、
どんどん体が動かなくなってきました。

「お昼に椅子から飛び降りたから
腰やっちゃった??!」

いやいや、そんなものではありませんでした。

全身麻痺になってしまったのです。

原因は薬の過剰摂取ではないかと。
8歳くらいのときからずーっと飲んでいた、
テンカンの薬。
何回か転院したけど、
ずーっと同じ量を飲ませていたと思う。
発作が起きないようになったのに、
止めさせてもらえなかった薬。


引越のストレスもあったと思うけど、
ちょっと前から色素沈着とか
気になってたんだよね。
でも、歳のせいと言われてました。。。


その薬を切るべく、
先生は止める方法をたくさんを考え、
たくさん説明してくれました。

毎週、血液検査をしながら、
薬の量を減らしていき、
最終的には2種類の薬を止めました。

これは、
やってみないとわからないことだったけど、
先生の誠心誠意の姿があったから
私も決断できたんだと思います。


そのお世話になった先生に、
カイトが1月に19歳になったこと。
2月27日に旅だったことを報告しました。

この先生に救われたから、
カイトは長生きできました。

久しぶりに涙が出ました。


1年半くらいでしたが、
カイトと暮らした街を
感慨深く感じながら歩きました。

引越してきたばかりのときは、
お散歩に出ると「おうちがないから」
ずーっと歩き続けてたね。
そして迷子になったね。
ごめんねと思いながら歩いてた。。。



7階建てマンションの屋上で、
目を離したすきに、
柵を抜けて屋上ギリギリを歩き回ってたね。
あの時はさすがに心臓がバクバクしたよぉ。
落ちたらどうしよう。
お菓子で広めの場所まで誘導して、
高い柵を乗り越えて、
やっと抱っこできたときは腰が抜けそうだったよ。
一時間以上かかって救出したと思う。

このマンションの屋上だよーガーン
ちょうどこのくらいの時間で、
どんどん暗くなってきて泣きそうだった。



こんな渋い街だったけど、
一人でお留守番させてしまったけど、
それなりに楽しかったよね音譜

川沿いには綺麗な桜が咲くし、
美味しいお総菜はあるし。
外国人のマスターはお店の中に入れてくれるし 笑



この街で、カイトの手作りご飯が始まりました。


先生、本当にありがとうございました!!