身分を投げ打っての”大恋愛”はしばしば耳にしますが
こればかりは身分以前のモラルに反する大罪。
だからこそ耐え忍んでいた事が返って災いしてしまったようです。
軽大郎女はその別名”衣通王”ソトホシノミコ
肌が透き通るように白く輝き衣から透けて見えるようだったとの事。
木梨之軽王がここまで妹に恋焦がれたということは
9人兄弟の大家族とは言え同じ屋根の下でわいわいがやがやと育つ
環境ではなかったのかもしれません。
木梨之軽王が軽大郎女への想いを遂げたときには
あまりにも嬉しくて三首も歌を詠んでいます。
悲しいことに相思相愛の間柄になってしまいました。
よりにもよって允恭天皇にはお妃様がおひとり…
腹違いの兄妹だったら許されたのにー