2004年12月号です。表紙は、真梨子さんの華麗な?アップです。カメラ嫌いな真梨子さんらしく、カメラに正対せず、少し首を左に傾げて、流し目?モードです。真っ白なブラウスが印象的で、襟元に覗くネックレスも素敵です。

 頁を捲れば、姉御?然とした、真梨子さんの姿とメッセージが載っています。真梨子さんは、肘掛のある椅子に足を組んで座っています。なかなかの貫録?ではありませんか。

 メッセージでは、2004年も押し詰まり、忙しく過ごした日々について語っておられます。トピックとしては、なんと、25年振りに引っ越しをされたとか。

 小生、ストーカーではないので、真梨子さんが、何処にお住まいか、とんと存じ上げません。ただ、ちょっと、思い出したのですが、以前(何時だったか定かに覚えていません)、真梨子さんが、親友の萬田久子さん等と、SMAPの番組に登場したことがありました。番組内の「ビストロ・スマップ」とか云うコーナーではなかったでしょうか。

 真梨子さんの共演者は、萬田さんに加えて、ニュースキャスターの安藤優子さんが出ておられました。ここで、漸く、「引っ越し」との脈絡です。なんと、真梨子さんと安藤さんは、同じマンションにお住まいなのだとか。おまけに、安藤さんは、マンション管理組合の役員を拝命されていたとか。

 メセージに戻りましょう。真梨子さんは、台風が何度もやって来たことや地震災害等で、コンサート会場への早めの移動が、こんなに多かったのは初めてだったと述懐されています。確かに、2004年は、夏から秋にかけて日本に過去最多の10個の台風が上陸、浸水や土砂災害で各地に大きな被害を齎しました。また、新潟県中越地方で震度7を記録する強い地震があり、死者40人、重軽傷者2,850人余りを出す惨事もありました。

 ちなみに、この地震によって1964年の東海道新幹線の開業以来初めて、新幹線(上越新幹線)が脱線したことも大きなニュースになったことは周知のことだったかと思います。

 「久々に、このコーナーがやって参りました」。「真梨子さんDEスケルトン」です。真梨子さんの曲名を埋めるクロスワードパズルです。「答」は、「2004年、■■■■■■は無事終了」。この■の中の文字を並べると6文字の答えになります。

 早速、挑戦してみましょう。「タテのカギ」から解いていきましょう。「1.風が吹いてた バスを降りた町」。これは、すぐに分かります。「追憶のBlue」ですね。

 工藤哲雄作詞、作曲は、鈴木キサブロー。1991年発売の真梨子さん、16枚目のオリジナルアルバム「Sweet Journey」収録です。「Sweet Journey」の景色は全てがヨーロッパ。この「追憶のBlue」もスペインのグラナダにある有名なイスラム建築「アルハンブラ宮殿」がモチーフだとか。

 異国情緒豊かな良い歌です。真梨子さんのオリジナルの中でも、指折りの一曲だと思います。舞台は、スペイン。8世紀、イベリア半島は、イスラム勢力であるサラセン帝国に呑み込まれます。「グラナダの丘」に展開する「アルハンブラ宮殿」は、イベリア半島最後のイスラム王朝ナスル朝の時代の建築と云われます。