将棋界で無双状態だった藤井聡汰八冠の牙城が崩されました。同い年の伊藤匠七段が藤井さん相手に遂に一矢報いました。

 藤井さんの全冠独占が数年は続くのではないかとの大方の見方を良い意味で裏切る将棋ファンには嬉しい展開だったと思います。

 藤井さんのタイトル戦は、今後も続きます。次は王位戦です。挑戦者は渡辺明九段です。かつては、現役最強とも称された渡辺さんですが、藤井さんとのタイトル戦では良いところなく、棋聖や名人、竜王を失冠しています。

 王位戦は、7/6(土)から始まります。伊藤さんが藤井さんから叡王タイトルを奪ったことで、これまでの流れが少し変わるかも知れません。

 最新の戦績は、藤井さんが8勝4敗、渡辺さんが3勝4敗です。勝率8割強が当たり前だった藤井さんの勝率6割強は不調と云っても良いでしょう。対する渡辺さんも、ここまで負け越しで、けして調子が良いとは云えません。

 今回の叡王戦で、伊藤新叡王が藤井さんも無敵では無いと証明してくれたことで、挑戦者の渡辺さんの心持も少し変わって来るかもしれません。渡辺さんの過去の藤井戦は自滅して星を落としている印象があります。本来の渡辺さんなら藤井さんと互角に戦う素養は十分にあると思います。7月の王位戦では、是非、熱戦を期待したいところです。

 ゴルフ反省会に戻ります。5番ホールは、502ヤードのロングホールです。テイーショットは左端のバンカーに捕まりました。飛距離は210ヤードくらいでしょうか。バンカーから4UTで打った打球は大きく右に逸れてラフに落ちました。それでも、第三打はPWで十分グリーンオン可能な距離に付けたのですが、アプローチにまた失敗して、5オン2パットのWボギーを喫してしまいます。

 6番は、394ヤードのミドルホールです。ここでも、セカンドをミスった上に、アプローチも2度失敗して5オン2パットのトリプルボギーの為体でした。

 7番は、右ドックで右サイドに大きく池が口を開ける357ヤードと短めのミドルホールです。テイーショットは右に曲げて木に当たってラフに落ちました。セカンドはアイアンでフェアウェーに出す際に、また木に当てました。サードショットで、なんとかグリーン周りに運んで4オンしましたが、3パットで、敢無くトリプルボギーの連ちゃんになりました。

 将棋の西山朋佳女流三冠が、NHK杯一回戦で王位経験者の強豪木村一基九段を撃破したとか。流石に奨励会三段で次点を獲ったこともある西山さんの実力は折り紙付きです。NHK杯、次戦の相手は、なんと藤井聡汰七冠だと云います。この一戦も楽しみです。

 これで、西山さんは、直近12勝7敗です。次の朝日杯1次予選で阿部光瑠七段に勝利すると、「プロ公式戦において、最も良いところから見て10勝以上、尚且つ6割5分以上の成績」の条件を満たし、プロ編入資格が得られます。是非、初の女性棋士になって欲しいと思います。女性では、福間女流五冠が編入試験に挑戦しましたが、三連敗で敗退と云う苦い経験があります。福間さんの悔しさも糧に、ガラスの天井を破って欲しいと思います。