2024年1月27日(土)。日中は陽も射して、大分暖かくなった気がします。北風も収まった印象ですが、時折、頬を刺す冷たい風が吹きます。

 能登半島地震被災者の二次非難が進まないとか。聞けば、3万人分ほどの枠に、実際に避難したのは、僅か3千人と充足率は1割ほどに留まっていると云います。

 地元を離れたくないと二次非難を躊躇する向きも少ないのでしょうが、条件があわず避難できない被災者も少なく無いとか。その最たるものが、食事が自前なことだとか。行政が提供する多くの二次非難施設で食事が提供されず、三食自前で賄う必要があるとか。費用負担云々は別にして、食事の用意が無い施設に誰が避難できるでしょう。

 行政の段取りの悪さです。やはり、二次非難と云う以上、ライフラインと衣食住が保障されるべきだと思います。市街地の施設ならコンビニやスーパーも利用出来て、自炊やら中食も便利ですが、そうではない施設も多い様です。岸田総理や馳知事等も二次非難を促すのであれば、三度の食事くらい欠かさぬ準備をすべきでしょう。

 1月期のTVドラマも出揃った感じです。ほぼ全ての新ドラマを録画予約して、初回は視聴した様に思います。結果、継続視聴しているのは、NHK「アストリットとラファエル」、「正直不動産2」、同じくNHK-BS「あきない世伝、金と銀」、日テレ「厨房のアリス」、TBS「Eye love you」、「さよならマエストロ」くらいでしょうか。ああ、NHK夜ドラ「作りたい女と食べたい女」や大河ドラマ「光る君へ」とテレ朝「相棒22」も観ています。

 中でも、小芝風花主演の「あきない世伝、金と銀」は見応えがあります。小柴さんは、フジ「大奥」でも主演を張っていますが、「あきない世伝」の方が数段光っています。

 小生、ドラマと並行して原作も読み始めました。原作は、かつて黒木華がヒロインを好演したNHK「みおつくし料理帳」と同じ高田郁です。第一巻が刊行されたのは、もう5年くらい前の様です。

 図書館のネット予約で検索すると、小生と同じくドラマに触発されたのか、予約が少しずつ入っています。小生も、とりあえず、1巻と2巻を借りて読みました。

 ドラマは既に、6回まで話が進んでいますが、その物語は、この1,2巻の通りです。原作のストーリーを上手く映像化しています。

 NHKドラマでは、青木裕子原作「これは経費で落ちません」や小川糸「ライオンのおやつ」「ツバキ文具店」等も、そうですが、脚本家の力量を感じさせます。

 今回の「あきない世伝、金と銀」も、原作のストーリーを損なわずに、上手く物語を作り上げています。原作には、ない萬田久子演じる怪しい老婆を登場させたりして、ドラマに良いアクセントをつけています。

 このドラマ、きっと小芝さんの代表作の一つになること請け合いです。さきほど、録画していた第七回を観ました。小柴さん演じる幸の師匠であり恩人を演じる舘ひろしが良い味を出しています。舘さんは、齢を重ねる毎にいぶし銀の様なオーラが増しています。ただ、次回が最終回と云うのは拍子抜けです。是非、続編をお願いしたいところです。