2024年1月21日(日)。漸く雨が上がって晴れ間が出ています。17:30に理容室を予約しているので、暫くしたら出掛けねばなりません。散髪は、概ね1か月に一度のペースで、理容室に行っています。現役時代と同じペースですが、年金暮らしの貧しい老人は、もうすこしリードタイムを伸ばして良いのかも知れません。ただ、髪が伸びると、洗髪やら整髪が面倒になるもの厄介です。

 散髪料金も安くはありません。小生が20年来通っている理髪店では、カット、シャンプー、顔そりで、5,350円です。以前は、3千円くらいだったので、随分と値上っています。嫌なら他に鞍替えするしかありませんが・・。

 それは兎も角、自民党安部派政治資金パーテイー収入の政治資金報告書不記載に端を発した裏金疑惑の捜査も一段落です。岸田派や二階派の会計責任者や安部派の国会議員3人を含む10人が立件されました。

 国会議員では、大野泰正氏が在宅起訴、谷川弥一氏が略式起訴、池田佳隆氏に至っては逮捕起訴されています。その他、二階元幹事長の秘書と岸田派の元会計責任者が略式起訴。安倍派と二会派の元会計責任者が在宅起訴されています。

 検察の立件基準は、過去の事案との公平性の観点から裏金疑惑3千万円程度が分岐点となったとか。また、在宅起訴と略式起訴の判断基準がイマイチ良く分りませんが、公判請求しない略式起訴としたのは、悪質性を認めなかったかも知れません。

 いずれにしても、今回も安部派幹部7人の立件は見送られ、検察が100人体制で捜査に当たったにしては、何とも後味の悪い結末です。

 今回の裏金疑惑を告発した大学教授氏は、検察審査会に訴えも検討するとか。検察審査会は、昨今、TVドラマ化されるほど、一般にも馴染みのある存在になった気がします。

 検察審査会とは、無作為に選出された日本国民11人によって構成される機関です。検察官の公訴を提起しない処分の適否を審査することが主な役割であり、全国の地方裁判所とその支部がある場所に設置されており、任期は6か月だとか。

 検察審査会委員は、検察審査員候補者名簿からくじで選ばれます。当該名簿は、各市区町村の選挙管理委員会が、衆議院議員の選挙権を有する方の中から、くじで選ぶと云います。候補者には、事前に質問票等が送付され、その回答を踏まえて審査会委員や補充員に氏名されるとか。

 恐らく、今回、立件が見送られた安部派幹部7人に対して、検察審査委員会で議論になれば、不起訴不当の表決がなされる可能性が大きいと思います。そして、検察は再捜査しても、尚、不起訴の決定を変えないでしょう。

 検察審査会が、再度、不起訴不当の表決を下せば、強制起訴されます。弁護士が検察官役となって公判請求することになりますが、今後、どの様な展開になるか注目です。

 ちなみに、検察審査会委員に選出される確率は、0.01%、一方、お馴染みの裁判員は0.1%程度だと云います。