真梨子さんは、父君より徹底的にジャズを仕込まれたとか。尤も父月夫さんは真梨子さん15歳のときに亡くなります。36歳の若さだったと云います。やはり広島での被爆による後遺症だったかも知れません。

 3曲目は「陽かげりの街」です。編曲が新鮮です。産経新聞は「ラテン風」と評しています。曰く「ギターソロが光る」と指摘しています。リードギターの藤井さんのパフォーマンスが確かに素晴らしいものがあります。真梨子さんはカプリシャス時代、多くのラテンも経験しています。ラテンサウンドはジャズと並んで真梨子さんのもうひとつのルーツだと思います。

 3曲歌い終わって、真梨子さんにピンスポが当たり恒例のMCが展開します。MCと云うのは「master of ceremonies」のことで、本来は司会者のことですが、これが転じて、コンサートなどで、演奏の合間に演奏者が話をすること、またはその時間を指すようになったようです。

 毎年、真梨子さんはコンサートツアーの開始前後でメデイア露出が多くなります。今年も色々な番組に登場するようです。先日は「徹子の部屋」に登場したとか。生憎、小生は見ておらず、録画も逸しています(残念)。番組にはヘンリーさんも出演したようです。真梨子さん曰く「ヘンリーさんに対するヒットがトップ」になったとか。ヘンリー、Who?でネット検索した人々が大勢いたのでしょう。ヘンリーさんも一躍時の人といったところでしょうか。

 TBSの「歌謡曲」という番組を始めて見ました。真梨子さんが出るまでNHK「ニュースウオッチ9」と交互にチャンネルを代えていました。前半は、ほとんどAKBネタで全く興味がありません。

 江角が司会していたのはサプライズでした。小生、結構、江角ファンです。MCで真梨子さんやAKBやら江角との絡みに言及していたのですが、放送ではほとんどトークなしで真梨子さんの紹介ビデオと歌だけでした。楽曲は2曲「桃色吐息」「遥かな人へ」でした。真梨子さんが言う様に化粧崩れしたので、カットされたのでしょうか???

 江角さんと真梨子さんは初対面だったようです。江角さん、結構「真梨子ファン」のようです。曰く「桃色吐息は歌詞カード見ないで2番まで歌える」そうです。「はがゆい唇」のビデオにも「この歌良いわ」といった感じでウットリ化でした。中居君も少しテンション高めだった感じですが、彼と真梨子さんはスマスマ等で何度か共演していると思います。

 さて、川口リリアのステージです。「桃色吐息」のアレンジが良かったです。産経新聞は「エンヤ風」と称しています。「エンヤ」とはケルト音楽を下敷きに独自の音楽を展開する女性ミュージシャンのことであることは言わずもがなでしょう。アイルランドを拠点に活動する彼女の独特の音楽世界はグローバルに多くの人々に感動を届けています。アイルランド等は古代ローマの手が及ばなかったことで土着のケルト文化を現代まで伝承しています。ケルト7千年の歴史の重みが我々の心の奥底に響くのかも知れません。