言うまでもありませんが、静岡はお茶の生産日本一(2位鹿児島、3位三重)で、全域でお茶が作られていますが、意外に知られていないのが、静岡のお米です。県内では、富士山のふもとの御殿場や袋井市や浜松市などの遠州地域が産地になっています。


特産のお茶と合うためか、静岡でのお米の消費は日本一だそうです。消費量では浜松市が一番、購入費では静岡市が一番だとか。




この消費地・静岡で、「お米日本一コンテスト」が年前から毎年開かれているんです。このコンテストは静岡県が全国に呼びかけて行っているのですが、毎年400件近い応募があるそうです。申し込みの料金が1万円で、コンテストの運営はこの申し込み料のみで行われているというと言うので、行政にとっては実に安上がりなコンテストともいえますね。今年はすでに決勝に向けて30銘柄が選抜され、今週の火曜日(22日)に本選が行われるようです。


余談ですが、このコンテストの初代グランプリは山形の農家・鈴木紀生さん。実は、あのウド鈴木のお父さんなんです。




それはいいとして、もう一つ、静岡のお米に関して意外なことは、日本酒党の人には常識なのかもしれませんが、静岡には美味しい日本酒の蔵元が多いことです。


県でも新たな酒米「誉富士」を選抜育種し、県内全域の蔵元が使用しています。この「誉富士」は、酒米として誉れの高い山田錦の系統を受け継ぎ、たんぱく質の含量が低く、心白の形状がよいそうです。





かいたん☆かいたん 八ヶ岳縄文人への道


ということで、静岡県庁の方から勧められて、帰りに浜松駅構内のみやげ物店で、浜松市内の蔵元・花の舞酒造の純米原酒「純米しぼりたて」(300ml488円)と、日本酒の微発泡酒「ぶちしゅわ日本酒 ちょびっと乾杯」(2010年モンドセレクション金賞受賞、300ml680円)を買いました。両方とも、酒米だけでなく、米麹も地元産を使っています。特に、微発泡酒のほうはアルコール度が6%で、女性向き。デザインも女性を意識したスリムなビンに、おしゃれなイラストです。


封切がとても楽しみです。この時期はボージョレーヌーボーなどワインの新酒ばかりが話題になりますが、日本酒のヌーボーも捨てたものではありません!