こんばんは。
「現実を生きる」
カウンセラーの中山拓人です。
本日は、「心の在り方」について考えていきましょう。
「悩みや苦しみの原因は、執着である」
と、仏教では言われています。
どうしても手放せない、しがみついたり、こだわってしまうような心。
怒りや後悔、欲望など、人は、なかなか執着を手放すことができません。
日々、生活や仕事、あらゆる場面で反応し、何かを考えます。
嫌なことがあったら腹を立てたり、思い通りにいかないことがあると焦ったり、嘆いたりしてしまう。
こういった心の反応の結果、人間関係が壊れたり、大事な局面で失敗したり、過去を思い出して後悔に囚われたり、考えすぎてネガティブになったりしてしまうでしょう…。
では、心の反応によって悩みを抱えた結果、人はどうするのだろうか…?
現実を変えようとして、闘おうとする。
しかし、闘うという発想だけでは乗り超えることはできないでしょう。
人生には苦しみが伴うものだから。
頑張って、努力して、強くなっても、
それでも「ままならない現実」はあり続けるのです。
苦しみをもたらしているのは、快(喜び)を求めてやまない"求める心"である。
"求める心"が満たされない心を繰り返しつくっています。
幸せをなるためにどれだけ行動しようとも、、
「ままならない現実」という壁が現れるということです。
心とは求め続けるものなのです。
それゆえに満たされず、渇きつづけるもの。
これが心の在り方です。
「どうにかして現実を変えたい」
「どうしても自分を変えたい」
強く思う人ほど、この心の仕組みを知る必要があると思います。