こんばんは。
「現実を生きる」
カウンセラーの中山拓人です。
僕たち人間は、自分だけの"主観"というものを基準としています。
主観とは、その人特有の見方、考え方、価値観のことです。
これを「私的論理」とも言います。
今回は、私的論理について考えていきましょう。
人はそれぞれ、その人特有のメガネをかけています。
前向きだとしても、否定的だとしても、いずれにしても誰もが歪んだものの見方をしています。
その中でも、"過度な歪み"が存在します。
「ベーシック・ミステイク」というものです。
ベーシック・ミステイクとは、
特に歪んだ発想をして、劣等感も感じるため自分自身も生きにくく、周囲との間でも摩擦を生じてしまうような考え。
自虐的・否定的で自分の成長を止めてしまうような思い込み。
これは歪みであり、誤りです。
人は悩みや不安を持ったとき、ピンチに陥ったときなどに、この歪みに支配されがちです。
5つのベーシック・ミステイクに注意
決めつけ
可能性にすぎないものを自分勝手に決めつけてしまう。
誇張
物事を大袈裟に捉えてしまうこと。
見落とし
ある部分だけを切り取って見て、大事な側面を見落とすこと。
過度の一般化
何か少しでも上手くいかないことがあると、別のことも上手くいかないと思い込むこと。
誤った価値観
自分が無価値で、「私には生きる価値がない」などと自滅的に捉えてしまうこと。
おそらく、ネガティブに陥っている時に起きやすいものでしょう。
ネガティブになる原因をつくっているものでもあります。
普段から広い視野を持つことも大事になりますが、
一番大事なのは、「またやってしまっている」と自覚することです。
時に離れて考えてみたり、いつもと違う枠組みで考えてみると気づきやすいかもしれません。