こんばんは。

「現実を生きる」

カウンセラーの中山拓人です。

 

 

過去の出来事をどれくらい覚えていますか?

 

 

鮮明に覚えているものもあれば、うろ覚えだったり、全く思い出せないものもあるでしょう。

 

 

しかし、当時の情景をはっきり思い出すことができるにも関わらず、それが真実と異なっているという可能性もあるのです。

 

 

人間には、実際には経験していない物事を経験したかのように思い出すという現象があります。

これは、フォルスメモリというバイアスの一つです。

 

 

記憶は変化していくものです。

新しく得た情報から、絶えず干渉を受けます。

そして、補足、再構築が施されていきます。

 

 

後から与えられた情報によって、全く新しい記憶がつくられるという、記憶の汚染という現象もあるみたいです。

 

 

今持っている、一生大切にしたいという思い出も、実は偽りの記憶なのかもしれません。

僕たち人間は、知らぬ間に誤った記憶を簡単に作り出すことができてしまう。

 

 

今の自分をつくっている、重要な記憶も、実は、信憑性のないものなのです。

 

 

対人関係のトラブルに巻き込まれる際にも、もしかするとフォルスメモリが影響しているかもしれません。

昨日食べた夜ごはんだって、すぐには思い出せないこともありますよね…。

 

 

自分のやったことも覚えていることができず、そして違っているのだとしたら、恐ろしいことですね。

 

 

非常に怖くなりますね。

 

 

現代を生きる人々は、常日頃、膨大な情報量によって、記憶の汚染が増えている気もします。

 

 

「今に意識を向ける」「一つのことを集中する」

という、マインドフルネスがより一層必要な時代なのかもしれません。

 

 

今回は、偽りの記憶、フォルスメモリについて考えてみました。

 

 

 

 

 

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