どうも、こんばんは。
誰しもが”怒り”という感情を持っていますね。
その怒りはどこから来ているのかご存じでしょうか?
今回は、怒りについて考えていきましょう。
怒りは、感情の中でもコントロールが難しいとされています。
怒りは、怒りそのもので成り立っているわけではありません。
”ある感情”として表面に表れているのです。
そして怒りには目的があります。
根底には、「○○であるべき」や「○○しなければならない」という、その人の持つ思考や信念などがあります。
「べき」や「しなければならない」から外れる出来事が、誰かにより引き起こされたとき、「なぜそうなるんだ!」という怒りが発生します。
代表的な4つの目的
①支配
…親子、上司・部下、教師・生徒などの関係において
②主導権争いで優位に立つこと
…夫婦間、同僚間、友人間などの関係において
③権利擁護
…プライバシーを覗かれたり、暴かれたり人権を脅かされたりなどの場面において
④正義感の発揮
…ルールを守らない人に対しての怒りなど
実は、怒りとは、第二感情なのです。
第二感情は他にも、悲しみ、驚き、落胆、喜びなどもあります。
では”ある感情”とは一体何なのでしょうか……
ある感情とは、第一感情のことを指します。
そして、その第一感情とは、期待(希望や関心なども)の感情のことなのです。
怒りが生まれる理由というのは、相手に期待の気持ちがあったからこそなのです。
ですので、怒りが湧いたときは、怒りを伝えるのではなく、期待の感情を伝えるようにしましょう。
「また遅刻したのか!いい加減にしろ!遅刻するなんて意識が低いからだ!」
↓ではなく…
「今回もまた遅刻するなんて、がっかりだよ。君には期待していたのにな。」
といった具合に、拗ねているように見えるかもしれませんが、第一感情(期待の感情)を伝えるようにしましょう。
怒鳴ると相手は嫌な気持ちにしかなりませんが、第一感情を伝えるようにすれば、言われた相手は、「自分のことを思ってくれているんだ。やらなきゃ。」という気持ちになりやすいです。
怒りをぶつけることは簡単です。
しかし、受け入れてほしいと思うのであれば、第一感情を上手く伝えられるようになりましょう。
怒りが湧いたときは、一拍おくようにすると良いかもしれませんね。
怒りのコントロール法、ぜひとも意識してみてください。