ヤギの首切り!?カーリー女神寺院
コルカタにはヒンドゥー教のカーリー女神を祭った寺院があり,そこでは毎日カーリー女神に捧げるためヤギの首がはねられると言う。
サダルストリートからバスで南へ4kmほど行ったところにあるカーリー寺院
日曜日は参拝者が多く集るようで,お供え用のヤギも多いそうだ。
なお寺院内は撮影禁止で裸足。
寺院内部も,お供えの花を売りつけてくる人や手首に巻く紐を売りつけてくる人,純粋に参拝する人でごった返していた。
さぁーて,ヤギはどこだんべ?って思っていた矢先に見つけた,低い壁で囲まれた狭いスペースには2匹の黒い子ヤギが水で清められ,おでこにインド人がするのと同じ赤い点を付けられじっとスタンバイ。
「ここだな」と確信し眺めていると,どのタイミングかわからないが,インド人の1人が何の気無しにヤギに近づきいきなり四肢を持ち上げた。
「ギィーヤーギィー!!」と驚くヤギ。慣れたインド人は何食わぬ顔でそのままヤギを前方にある2本の柱の間にうずめる。
これが断頭台というやつか。
ここで出てきたのが,アリババが使うようなでかいナイフを持ったもう1人のインド人。
「ギィーヤーギィーヤー・・・ンギ・・・・・・・・・・・・・・」
まさにあっと言う間。
なんの抵抗もないかのようにさっくりとヤギの首と胴体が切断され,ヤギを抑えていたインド人はまず胴体を後ろにほうり投げ,次に前方にある頭部を同じところにほうり投げた。出番2秒のアリババはもういない。
その間もヤギは自分に何をされたかわからないかのように,手足をばたつかせ目を大きく見開きながらも時々瞬きをしていた。
もののけ姫に出てくるシシ神様の頭を見ている感じだ。
ヤギの首から流れ出ている血はヤギを供えた人々のおでこに塗られ,胴体はその空間から外に運びだされ柱に吊るされた状態で皮を剥ぎ取られ,そして肉片だけになった胴体は供えた人が持参した袋に納められた。
カーリー女神へのお供えが終了した。
ヤギの血がしたたる床を裸足で・・・
お花とか食べ物だけじゃダメなのかしら?