カンボジアを後に,タイへ陸路移動開始
カンボジアにも雪が降ると言う。
整備されていないでこぼこ道をバイタクで。
ワット・プノン・サンポー,ワット・バナンなどの寺を見学,「一緒に写真を撮れ」みたいなジェスチャーをされ,横からギュッと抱きつかれ,しまいにはオレのアゴ髭をガシッと摘みながらの写真にご満悦だったマンクに別れを告げ,町に帰ってきたら,髪の毛,眉毛,まつげ,髭のすべてが灰色になっていた。
まさに1日浦島太郎。
カンボジアではそれを‘カンボジアスノー’を呼ぶ。
要は土ぼこりだ。
12月8日,そんなバッタンバンを後にし,オレはタイとの国境手前の町‘パイリン’へ向かった。
バッタンバンからはシソポン,ポイペト経由でタイ首都バンコクまで直通バスで行けるのだが,オレが選択したのはパイリン。
パイリンにはあのポル・ポトの墓があるというので,ちょっと覗いてみることにしたのだ。
パイリンまでは交渉で$7(約700円)の乗り合いタクシーだ。
この乗り合いタクシーを捕まえるまでもすったもんだがあったのだが,それをツラツラと書いていたら一向にブログがオレに追いついてこないのでここでは割愛する。しかし大変だった。
10:30。人が集まったところで,ようやく発車した乗り合いタクシー。
乗客は7人。運転手を含めると8人だ。
このタクシーは一般乗用車,トヨタカムリ。
想像してみよう,どのように8人が乗っているのか。
まず,トランク。
後部座席に乗った1人のおばちゃんが持ってきた米俵のせいでほとんど荷物が載らない。
オレのデカバックパックは後部座席へと追いやられた。
そしてカンボジ若夫婦。
この2人も後部座席。そしてオレ,とバックパック。
助手席に若いカンボジっ子2人。
これで運転手を合わせて7人。
果たしてもう1人は?
そう,もう1人の若カンボジは運転手の隣。
こんな状態で舗装されていない悪路をひたすら走る。
そしてナゼか運転手はかっ飛ばす。
こんな道っす,こんな道
あまりの重さとバンピングにサスペンションが耐え切れず,車体とタイヤがゴツッとかってぶつかるがお構いなしだ。
もうちょっと乗客を構ってくれ。
約1時間半後,後部座席の夫婦が降りた。
ふぅ,これでちょっとは楽になった。
と,思ったらオイっ!
席替えすることなく車は走り出す。
相変わらず助手席2人,運転席2人の後部座席おばちゃんとオレ。
なんとも思わないのかしら前に乗ってる4人は。
次におばちゃんがトランクの大荷物と共に降りた。
よし,これでようやく真っ当な車に。
って,ネェ!!
ナゼそんな窮屈な態勢を崩そうとしない??
好きにして。オレは1人で後部座席でのんびりさせてもらった。
前4人,後ろ1人の車はそして,バッタンバンを出発して2時間半後,無事パイリンに到着。
オレが降りた後も陣形を崩すことなく走り去ったあの4人。
まさかあの体勢が心地よいのかしら?それとも??
全くもって謎のカンボジ乗り合いタクシーだった。


