ゴミの山,マウ
心躍るクリスマス,みなさんそれぞれに楽しく過ごしていることと思います。
クリスマスとは無関係な仏教国,ミャンマーの激遅ネットと格闘しているカイです。
これは約1ヵ月前,11月28日のこと。
トゥール・スレーン刑務所を後にしたりょうたとオレは,プノンペンにあるゴミの山へ足を延ばした。
英語の通じないトゥクトゥクドライバーになんとか説明。
カイ:「山のようにゴミが積まれていて,そこでは人々が缶や瓶などを拾っている」
ドライバー:「あーん,オッケイオッケイ」
トゥクトゥクが走り出す。
まだ市中心から程近いところで止まる。
こんな近いところに,そんなゴミの山があるのか。
ドライバー:「ここだ」
おー,ここかぁ。
オリンピックスタジアム!?
わかってないじゃんか!!
ノーだノー!!
このドライバーが英語の通じるドライバーを探し,そいつにまた説明をしてなんとか現場へ向かう。
プノンペンではめずらしく,途中から道路も舗装されていない。
市内から南西方向(キリングフィールドの方向,これもポル・ポトの惨劇を伝えるプノンペンの観光名所の1つ)へ15分程度行ったところにそれはあった。
昔日本のTV番組でもやっていたと思う。
あの場所に名前があるのかどうかもわからないが,連れて行ってもらったトゥクトゥクドライバーによるとそこは‘マウ’と呼ばれているという。
英語が通じないので実際のところは不明だが・・・
まさしくゴミの山だ。
行きかうのはゴミを大量に積んだトラックのみ。
あたりは悪臭が立ち込め,道も土なのか泥なのかうんこなのか見分けもつかないような状態だ。
手前のゴミ山ではヤギたちがゴミをあさっていた。
奥へ行ってみた。
そこには,それこそ子供から大人まで数百人にも及ぶカンボジア人がいた。
日本では想像できない光景だ。
トラックが持ってきたゴミの山からリサイクル可能なものだけを拾い,それを集めては他のトラックに放り込む。
おそらく一日中繰り返されるだろうこのルーティーンを人々は黙々とこなしている。
果てしなく続くゴミの山
オレに向かって「ワンダラー,ワンダラー」と叫ぶ少年
横のお母さんと思われる女性に「くれるわけないだろ,さっさと仕事おやり」と言われていたようないないような。
ただし少年のそれは‘ワンダラー,本当にくれよ’という感じではなく,カンボジア人以外が来たらとりあえず言っておくかのような挨拶程度の響きであったが。
あと何年かして「テンダラー」とか言わないといいな。
生きていくためにやっている。
ただの仕事としてやっている。
いずれにせよ,発展途上国カンボジアの一面を垣間見れた現場だった。
ゴミの山入り口にいた3兄弟。
「ワンダラー,ワンダラー」と言ってきたので,代わりに写真撮って見せてあげた。
大喜びだった。



