改題:典型的な自堕落大学生のタイムライン | 帰還せよ。青春の墓標

帰還せよ。青春の墓標

埋めるも良し。掘り返すも良し。
旧:改進の詔

線形のテスト。一夜漬けした割には微妙な手応え。 これは全く新しい数学に違いない。公式により 僕は問題を正解できるが、自分が何をやっているのか 皆目検討がつかない。ブラックボックスに手を突っ込んで 何が何だかわからない内にリンゴを引き当てるような感覚 この奇妙な数学をいつか理解できる日がくるのだろうか? 正直今の僕にそんな実感は得られていない。


空白の木2。延滞している本を図書館で読む。 宮本が座ってくる。次の授業が試験らしい。 会話を盛り上げることができない。自信が無く、 無意識に声が小さくなる。ああ、これが俺か。 どんな話題を振れば盛り上がるだろう。仲良くなれるだろう。 笑ってくれるだろう。


基礎セミ。例のごとく5分の遅刻。本当にどうしようもない。 今の僕には計画性というものが皆無だ。高校時代から何ら 変わっていないように感じる。今のままではいけない。 基礎セミでのプレゼン発表。資料画像を持っている手が緊張で 震える。本当に情けない。


萩原修子。遅刻。基礎セミの懸案のせい。やっぱり垣内さんは 話しやすいし、盛り上がる。声が好きだ。ただ、俺は彼女のような人畜 無害系の女の子としか会話を成立させることができないのかと思うと 不甲斐ない。結局のところ私は人から傷つけられることに怯えて 私の事を悪く言わない保証のある人間にしか心を開こうとしていない? どうだろう。そうでもない気もする。今後検証していこう。


お金がない。部屋は安定して片付いてきた。 なんだか精神的に立ち直ってきた。新しい事ができそうな気持ちがしている。気のせいだと思う。