ドイツの森林面積は32%(94位)、日本は68%(17位)、同程度の国土面積の両国を比べると大分小さい様に感じますが、その多くは緩やか地形に人の手によって造られた森で、密集した原生林は無く、グリム童話に出て来るような子供が一人でも入って行けそうな森ばかりです。
更に48%が農地で、都市部でも緑の多い公園や街路樹も多く、街中でも赤リスやウサギ、ハリネズミ(ハリネズミは多くは死骸で、夜行性なので夜中に車にひかれたもの)と出会う事も珍しくありません。
森林に面した畑も多く、獣害も問題になっています。
ワイン畑でも同じ垣根の間でノロジカと目が合う事があります。
好奇心旺盛、でも臆病な動物らしく、一定の距離を置いてこちらをじっと見ています。距離を近づけようとすると一目散に掛けて行きます。
ノロジカは春には新芽を、秋には葡萄果を食べにやって来ます。新芽も30cmを超えると食べなくなりますし、果実も甘くならないと食べに来ません。中々の美食家です。
ワイン畑は民家にも近く、作業の人もいるので無暗に銃口を向けられる事もありません。
イソップ童話にも葡萄の葉を食べるシカの話があります、これは『恩を仇で返す者は報いを受ける』と言った話ですが、知恵のあるノロジカも増え過ぎれば間引きされ、ワインと共にテーブルに並んでしまいます。
