ドイツに住んでいる我が家。
息子たちの家庭内言語は基本日本語、
学校など、外での社会生活はドイツ語です。
一般的にドイツでは、小学校3年生から学校での英語の授業が始まります。そして5年生になると第二外国語の授業が始まります。
下の息子は英語の授業が始まったばかりですが、
上の息子は、ドイツ語、日本語、英語、スペイン語の四か国語を話します。
さっき、日本人補習校の社会の授業をオンラインで受けていた息子に言葉の意味を聞かれました。
息子:「マイクロファイナンス」ってどういう意味?
授業に出ていない私にはテーマが不明なので、単純に直訳で
私:金融用語だと小口金融じゃない?
と答えました。
ちょうど先生にあてられて答えた息子は渋い表情。
息子:小口融資だってよ!!
えーーー、だって、小口融資はマイクロクレジットじゃないの?
私:先生に聞いてみてよ!
という私に
息子:もういいよ(不機嫌)。
息子:ファイナンスってどういう意味?
私:金融だよ。
息子:?
息子:英語のスペルは?
私:エフ アイ エヌ エー・・・
息子:あぁ、そー!(合点だ!とばかりに膝を打つ息子)Finanz (フィナンツ!←ドイツ語です)のことか!!
Finance(英語)=Finanz(ドイツ語)
英語とドイツ語は似ている単語が多いので、英語から想像してようやく意味を理解できた模様。
えっ?
でも、それって・・・
私の言った「ファイナンス=金融」っていう意味を理解できなかったっていうこと?
家の中では何不自由なく日本語で会話ができているのでつい忘れがちですが、家庭内で使う単語は限られています。
もっと新聞や本を読まないとですね、息子くん。
ここでふと、いまさらながら気が付いたことがあります。
送り手(書き手)が書いた文章の意図を、受け手(読み手)が同じ意図で読んでくれるとは限らないということです。
考えてみれば当たり前のことですが、読み手は、文章の前後関係から書き手の意図をくみ取り、自分の人生の経験や持っている知識の中から書き手の文章の意図を想像して読みます。
ブログを書くときも、読み手にわかりやすい=想像しやすい文章を書くことが大切になってきます。
そうすることで、ファンになってもらえたり、フォローしてもらえたりということにつながっていくのですね。
これが、よく言われる「ひとりよがりの文章にならないように」ということなのです。
ちなみに・・・
マイクロファイナンスは
開発途上国の銀行口座などを持てない貧困層に金融機関、NGO、NPOなどが小口融資をおこない、経済的自立を促すための金融サービスのことです。
最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。
週末も一緒にがんばりましょう![]()

