「カイザー・ブロート」という名前を

聞いたことありますか?

 

 

ドイツパンは全体的に密度が濃く

どっしりしたタイプのものが多い

のですが、オーストリア生まれの

「カイザーゼンメル」は歯触りが軽く、

サンドイッチなどに用いられる

パンの一つです。

 

 

材料は、

◆小麦粉

◆イースト

◆牛乳

◆水

◆油脂

◆塩

の6つです。

 

 

 

カイザー・ゼンメルは

オーストリアの国民食です。

 

 

 

ヨーロッパ地域では

最もポピュラーなパンの一つです。

 

 

 

カイザーブロート、

カイザーブローチェン

とも呼ばれ、プレーン以外にも

ケシの実やゴマなどをトッピング

して焼いたものもあります。

(香ばしくておいしいのですが、

小さな小さなケシの実が歯の間に

挟まるのが玉にキズです)。

 

 

 

ドイツ語の「カイザー」は「皇帝」を意味します。

 

 

 

パン上部に5つの対称的な模様

が刻まれている様子が「王冠」に

見えるところから名づけられた

という説と、

 

 

 

以前から食べられていたゼンメル

(小さなパン)をさらにおいしく

改良することに成功したパン屋

”カイザー”の名に由来している

という説があるようです。

 

 

 

作り方は、丸めた生地を

平たく伸ばしシュウマイを作る時

のようなイメージで5つのヒダを

作っていく方法と、

生地を丸めて型押しする方法

があるようです。

 

 

 

パンの型押し器、日本のアマゾン

でも購入できるんですね。

 

 

 

 

 

 

 

ドイツのディスカウントスーパー

の一つの「Lidl」の広告から

写真をいただきました。

 

 

 

 

 

 

ところで、コロナ禍で世界的に

パンやお菓子作りがブームに

なっているそうです。

 

 

 

どこの国でも、程度の差はあれ

日常生活の自由が制限され、

窮屈で不便な日々を送っています。

 

 

 

自宅で過ごす、今までなかった

神様からのプレゼントの時間に

 

 

 

恋人と作るもよし、

親子で作るもよし、

一人で作るもよし。

 

 

 

忙しい毎日の中にいては

気が付かなかった

相手の新しい一面を見つけること

ができるかもしれません💗

 

 

 

パン🥐の生地をこねる作業は、

時間をかけ、子供たちの

粘土遊びのように、頭の中から

雑念を追い出して作業に

没頭できることから

癒しの効果があると

言われています。

 

 

 

部屋中がパンを焼くいい匂いで

満たされ、焼き立てのパンを

ほおばる幸せ💗

 

 

 

いいこと尽くし♪ですね。

 

 

 

カイザーゼンメルも載ってる

日本語のレシピ本も出ています。

ぜひお試しあれ♪

 

 

 

 

 

 

余談ですが、

出産方法の一つに「帝王切開」、

ドイツ語では「カイザーシュニット

(Kaiserschnitt)」という方法

があります。

 

 

 

この言葉はKaiser(皇帝)と

schnitt(切る)の二つの

言葉を合体させたものです。

 

 

 

もともとはラテン語からきた言葉

だそうですが、こんなところにも

ドイツ語由来の日本語があります。

 

 

 

最後までお付き合いくださいまして

ありがとうございました。

明日も一緒にがんばりましょう音譜