自分の生活様式はかなり特殊と自覚する所。
地方都市とは言え都心部に暮らしつつも「狩漁採取」の比率を意識的に高め。
幸いな事に文字通り「海川山野」全てのフィールドに30分程で到達できる金沢の環境。
コレを見逃す手は無しと感じ。
昼休み、前日塩漬した渓魚を風乾。
この時期動物蛋白源としては海魚、淡水魚、軟体動物、甲殻類が得られる中、港湾部海岸部は「立ち入り禁止規制」が多い上温暖化が原因か小魚、岸壁の付着生物が激減、捕獲に要する労力嵩む傾向強く。
最も旬で理に適った獲物は、産卵期目前で喰いが立った「イワナ、ヤマメ」等の渓魚が手堅い所。
(こちらも生息環境悪化により資源量は減少傾向)
この状態でスモークすれば燻製、油(オリーブオイル)で低温で長時間煮ればコンフィと大いに迷う所。
とりあえず夕餉を採りつつ思案。
常備菜の観点で「コンフィ」に加工をセレクト。
イワナを仕留めたフィールドに有った初物のヒラタケも加える事に。
低温でひたすら煮熟
仕上がる頃には眠気を感じ、蓋をしたまま放冷する事とし
翌朝「保存容器」に移して完成の運び。
明け方は東の空が黒雲に覆われ異様に蒸し暑く、日の出近くに晴れ間が増え始めるも風も無く何となく重苦しい印象の朝。
最近大災害が日常茶飯事の様に起こるので
非常食に最適な燻製にすれば良かったか!?とフト脳裏を過り、、、
平時から「保存食」を採り入れる事により、万が一の被災時の「防災力」が確実に向上する事実。
燻製なら冷蔵庫が無くとも上手く乾かせば半年は保存可能。
今回のコンフィでさえ油に浸した状態なら停電しても数日は保存可能と言った案配。
(いずれにせよ生の状態ならこの時期半日で腐敗する)
災害が無くても単に停電する事も最近多いので、こうした備えも習熟したく感じ。